加藤シゲアキ 作家デビューから10年の歩みがわかる1冊「今までとは別の愛情がある単行本」

[ 2022年9月24日 05:30 ]

単行本「1と0と加藤シゲアキ」の刊行記念イベントに出席した加藤シゲアキ
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 NEWSの加藤シゲアキ(35)が23日、都内で作家デビュー10周年記念書籍「1と0と加藤シゲアキ」(30日発売)刊行記念イベントに出席した。企画と編集長も務め「今までとは別の愛情がある単行本が出来上がった」と語った。

 小説「ピンクとグレー」発売から10年。作家生活を振り返った2万5000字インタビューなどが収録されており「これを読めば、僕の歩みはひとまず分かる」。「渋谷と○○」をテーマに、恩田陸氏(57)や又吉直樹(42)ら豪華作家陣の書き下ろし作品も収録。

 ページ数は当初予定の約2倍の416ページという一冊。「全部やりたいことができた。夢のような本」と胸を張りつつ、編集長としての重圧があるのか「売れてほしい」と冗談交じりに語った。

 企画の一環でショートフィルムの監督にも初挑戦。原作、脚本、主演も務めた。映画の脚本を勉強するうちに小説を書くようになったといい「10年以上たって気付いたら夢がかなうのは面白い」と感慨に浸った。

 監督の経験を経て「小説は自由。制限がなくて楽しいなと思った。良い作品を作っていくのが自分のやるべきこと」と魅力を再発見。著書「オルタネート」が吉川英治文学新人賞を受賞するなど作家として確固たるポジションを築いた加藤。また世間を驚かせる作品を書き上げていく。

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2022年9月24日のニュース