藤井王将、過去3勝3敗の久保九段と対局　棋王戦挑戦者決定トーナメント3回戦

第48期棋王戦挑戦者決定トーナメント3回戦で久保利明九段と対局する藤井聡太王将（日本将棋連盟提供）
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　藤井聡太王将（20）＝竜王、王位、叡王、棋聖含めて5冠＝が1日、大阪・関西将棋会館で、第48期棋王戦挑戦者決定トーナメント3回戦に臨んだ。午前10時からの対局は、後手久保の四間飛車に進んだ。棋王位は来年3月までに藤井が6冠へ増やす可能性がある最後の1冠。

　振り駒の結果、先手は藤井になり、初手でこれまでと同様飛車先の歩を突いて居飛車を明示した。対する久保は角道を止め、8手目で飛車を振って対抗型になった。藤井は25手目、左香を1マス上がって穴熊の構想を示した。

　両者の対戦は7局目で過去3勝3敗。昨年7月のB級1組順位戦以来1年2カ月ぶりで、ここ最近は藤井が2連勝している。四間飛車は久保が対藤井戦での3勝全てを挙げた戦型。

　正午からの昼食休憩までに31手進み、藤井が王を穴熊に潜った。昼食メニューは藤井は牛ハラミ丼（内山田）、久保は親子丼セットで温かいそば（やまがそば）。