「ちむどんどん」撮了 制作統括 沖縄本土復帰50年「笑顔で暢子の料理を囲む そんな最終回を目指して」

[ 2022年9月1日 20:00 ]

ヒロインを務めた連続テレビ小説「ちむどんどん」のクランクアップを迎え、花束を受け取る黒島結菜(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の全撮影が8月31日、東京・同局のスタジオで終了し、クランクアップを迎えた。1日、同局から発表された。黒島は昨年10月5日のクランクインから約11カ月にわたり、コロナ禍での撮影を乗り越え、長丁場を無事完走した。本編最終回(第125話)は9月30日。

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 制作統括の小林大児チーフ・プロデューサーは「黒島結菜さん、キャスト・スタッフの皆さま、撮影にご協力いただいた皆さま、舞台地となり、地域を盛り上げてくださった皆さま、ありがとうございました!そして、無事に撮影終了を迎えられたのは、比嘉家の面々を温かく見守ってくださる視聴者の皆さまのご支援のおかげです。心より感謝申し上げます」と謝辞。

 「『ちむどんどん』の放送はまだまだこれから、4兄妹のさまざまなドラマが描かれていきます。それぞれの道を歩き、困難やすれ違いがあっても、ふるさとの味が、そして思い出が心をつなぎ、互いを支え合いながら歩いていきます。沖縄の本土復帰から50年を経て、笑顔で暢子の料理を囲む―――そんな最終回を目指して。最後まで、見守っていただければ幸いです」と呼び掛けた。

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2022年9月1日のニュース