沖縄で病床使用率100%超 医師が警鐘「ありえない数字。コロナ病棟以外でも診なければならない」

[ 2022年8月16日 17:40 ]

日本テレビ社屋
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 国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授が16日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)にリモートで生出演し、各地で高止まりが続いている新型コロナウイルスの病床使用率について現状を解説した。

 感染力の高いオミクロン株が猛威を振るう中、3年ぶりに行動制限のない夏を迎えている。そんな中、病床使用率は神奈川県で91・1%、愛知県で85・3%、福岡県でも76・3%と、各地で高い数字となっている。松本氏は「高齢者がかなり多くて、スタッフにも感染者が出ると、正直言って病床として届けている100%を受け入れるのは難しい。多くの医療機関がそうだと思います」と指摘。人員不足も手伝い、病床のフル稼働さえできない医療機関が多発しているとした。

 中でも、観光客でにぎわう沖縄本島は、病床使用率が100・5%と、ついに100%を超えた。松本氏は「沖縄の100%を超えるというのは、ありえない数字なんですよね。通常のコロナ病棟以外でも、コロナ患者を診なければならない。それくらいかなり厳しい状況に追い込まれている」と警鐘を鳴らした。

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