「ちむどんどん」ニーニー、今度はねずみ講 またも我那覇に…歌子が暢子後押し 店は杉並に決定

[ 2022年8月16日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第92話。今度はマルチ商法に手を染めた賢秀(竜星涼)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は16日、第92話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第92話は、暢子(黒島)は資金繰りや物件など独立に向けた山積みの問題に悩み。賢秀(竜星涼)は昔から因縁のある我那覇(田久保宗稔)とバッタリ再会した。良子(川口春奈)は野菜の好き嫌いをする娘・晴海(佐藤風和)に手を焼いていた。良子は学校で給食主任を任され、子どもたちの野菜嫌いを直そうと奮闘を始める…という展開。

 あまゆ。賢秀が現れ、暢子と和彦の結婚を祝福した。結婚祝いは「200万円 引きかえ券」。トランクの中からはアメリカ製ビタミン剤「ジャイアントビタミン777(スリーセブン)」。名刺には「エージェント代行 比嘉賢秀 ジャイアントビタミン商事株式会社」と書かれていた。

 賢秀の説明によると、入会金5万円を払うと、会員に。会員になると「ジャイアントビタミン777」を売ることが可能に。新しい会員を5人勧誘すると、エージェント代行に。エージェント代行には“平の会員”の売上金の3割、“孫会員”の売上金の2割が入る仕組み。賢秀は「あばよ!」と意気揚々と次の約束へ向かった。

 学校で暢子からの電話を受けた良子は「ねずみ講?それ、つい最近、取り締まる法律ができたマルチ商法のことでしょ」と声を潜めた。暢子は絶対に入会しないようクギを刺した。しかし、良子が実家に帰ると「ジャイアントビタミン777」の段ボールが5個。優子(仲間由紀恵)が歌子(上白石萌歌)に相談もなく、既に会員になっていた。優子は「賢秀が一生懸命やってるんだのに、応援してあげたいさ」と微笑ましく段ボール箱を見つめた。

 優子は野菜嫌いの晴海を畑に連れていった。

 暢子と和彦は東京・杉並のサンサン商店街にある物件を内見した。しかし、家賃がやや予算オーバー。暢子は歌子に電話をかけ「もし失敗したら、全財産なくして借金だけが残ってしまう。うちは向いていないのかね」などと吐露。歌子は「大丈夫。暢ネーネーは昔から食べ物屋さんをやる運命なわけよ。(暢子が高校時代、料理部に助っ人参加し、優勝した)ヤング大会、うちは忘れないよ」。妹の激励に、暢子は「よし、決めた」――。

 本土復帰時の為替レート、怪しげな健康飲料「紅茶豆腐」と過去2度、我那覇に騙された賢秀だったが…。賢秀の成り行きが心配される。

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