大泉洋 三嶋大祭りで頼朝再び 沿道約10万人、熱狂に感無量 迫田孝也&野添義弘&高岸宏行も大感激

[ 2022年8月16日 19:33 ]

「三嶋大祭り」の「頼朝公旗挙げ行列」に参加した(左から)野添義弘、大泉洋、迫田孝也、ティモンディ高岸宏行(C)NHK
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 3年ぶりに開催された静岡県三島市「三嶋大祭り」で16日、恒例の「頼朝公旗挙げ行列」に、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で源頼朝役を演じた俳優の大泉洋(49)らが参加。「大鳥居前」から三島市民文化会館までを練り歩いた。沿道には約10万人が集まる大盛況となった。

 行列前の挨拶では、劇中で疑いをかけて死なせることになった迫田演じる弟・範頼に「範頼、ごめんね!」と詫びて爆笑を誘うなどらしさ全開。

 行列では大泉が馬に乗り込み、頼朝に長年付き添った安達盛長役の野添義弘が馬を引いた。さらに“蒲殿”こと源範頼役の迫田孝也、仁田忠常役のお笑いコンビ「ティモンディ」高岸宏行も続いた。大泉、迫田、野添はすでに劇中から退いているだけに、大河ドラマと同じ衣装・甲冑姿に沿道からは大きな拍手が起きた。大泉は「三島の民よ、ありがとう!」と頼朝になりきって感謝を述べながら、馬上で手を振って呼びかけに応えた。

 行列を終え、大泉は「感無量っていうかそういう気持ちでしょうかね。こんなありがたい体験をさせていただいて、感謝しかない。いかに鎌倉殿の13人というドラマが人々に愛されてたのかなと感じることができた。僕たちの感謝の気持ちというのも皆さんに表すことができて、皆さんからの愛情も受け取れて。三嶋大社の大祭りというのがどれだけ昔から人々に愛されてきたのかというのを感じることができて幸せな時間だった」と感激した様子。「鎌倉殿!佐殿!征夷大将軍!とか言っていただいて、皆さんの愛を感じました。うれしくて。ありがとう、ありがとうと言い続けておりましたけれども。ほんとに小栗旬を連れてきたくなりましたねえ。これは(主演の)小栗旬に見せてあげたいなあと思って」としみじみ。

 小栗が大祭りに参加しようとしていた裏話を明かした上で「小栗旬だけじゃなく、(北条政子役の)小池栄子ちゃんとかみんな来たがってたから…撮影もあるし、なかなか難しかったので、いつか出演者みんなでわーっと歩きながら素敵だなって。みんなも呼びたいなって思いながら歩いていました」と共演者への思いも口にした。

 頼朝公旗挙げ行列は、頼朝が挙兵にあたり、三嶋大社に戦勝を祈願したことにちなんで1958年にスタート。当初は三島市長や地元の名士が頼朝役に扮した。俳優を招いたのは91年の西郷輝彦が初。三島商工会議所によると、ドラマなどで頼朝役を演じた俳優が行列に参加するのは大泉が初という。俳優4人の参加も今回が初めて。

 ▼野添義弘 自分が思っていた以上の人が沿道に集まってくださって、本当にビックリしました。大感激です。できることなら、毎年恒例で来たいなと思うぐらい、沿道の皆さんが手を振って、応援してくださったので、参加させていただいて感謝しかありません。もし大泉さんが来られるなら、盛長セットで来たいと思います(笑)。

 ▼迫田孝也 驚いたのは、久しぶりにこれだけ大勢の方に囲まれて、喜ばれたなっていうのが幸せだったなと思います。エネルギーが暑さ通りこえて、すごかった。『鎌倉殿の13人』に出てて良かったなと感じました。兄・頼朝ともわだかまりも解けまして、楽しかったです。(範頼は)歴史上で言うと挙兵に間に合っておりませんので…心の中では、また来年以降も三島の方々と参加したいなと思っています。

 ▼ティモンディ・高岸宏行 三島市民、静岡県民の皆さんのパワー、活気に圧倒されて、僕自身、凄く元気を頂きました。毎年来たいなという気持ちになりました。(決め台詞の)「やればできる!」は沿道から「言って」を声を掛けてくださったので、たぶん300回以上は言ったと思いますね。需要があるのはハッピーな気持ちで、心を込めて言うことができました。

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