田中理沙氏 政府の“おとう飯”キャンペーンに「お父さんにだけメッセージを発すると、女性が…」

[ 2022年8月5日 12:30 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 事業構想大学院大学学長の田中理沙氏が5日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。内閣府男女共同参画局の男性に家事参加を促すキャンペーン「おとう飯(はん)」について言及した。

 2017年に始まったキャンペーンで、ポスタ-では「“おとう飯”ならいいんです!簡単に、手間を掛けず、多少見た目が悪くても美味しければ、それが“おとう飯”」としているが、現在、SNS上で賛否の声が上がり、「女性差別」「時代遅れ」という意見もある。

 田中氏は「父親が料理をつくることを“促す”“きっかけをつくる”ものとしてはよかったが、母親側の調理ハードルを下げ、助けになるメッセージも同時に必要だったのではないか」と指摘。MCの恵俊彰が「いろいろな意見が出ているようですが」と聞くと、「賛否両論だと思いますけれど、まだまだ家事負担は女性の方が高いので、お父さん方にぜひ参加してもらいたいっていう気持ちがあるんですけれども、政府が発信するものとしては男女の参加を平等に底上げしていこうということと、やらないタイプのお父さん頑張ってくださいよという出し方で、対象者が違ってきますので、お父さんにだけメッセージを発すると、女性が私たちは手抜きって言われると、叱られちゃったりするけれども、それはダメなのっていう言ってないことへの想像が働いてしまう。そこがもったいなかったかなと思っています」と自身の考えを述べた。

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2022年8月5日のニュース