コンビで母校が甲子園出場のモグライダー 後輩球児にWエール ともしげは聖望学園、芝は帝京五

[ 2022年8月5日 05:30 ]

母校の球児たちにエールを送るモグライダーの芝大輔(左)とともしげ(マセキ芸能社提供)
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 お笑いコンビ「モグライダー」が6日に開幕する「第104回全国高等学校野球選手権大会」に出場する球児たちへエールを送った。今大会、2人の母校がそれぞれ登場。コンビの出身校が別々で、同一大会でそろって甲子園に出場することは珍しい。ともしげ(40)は「ひと夏の青春をおう歌して!」、芝大輔(39)は「自信を持って思い切り楽しんで!」と思いを込めた。

 ともしげの母校・聖望学園(埼玉)は13年ぶり4度目、芝の母校・帝京五(愛媛)は初めての夏の甲子園出場となる。聖望学園は大会5日目、帝京五は大会8日目に初戦を迎える。

 同時出場を受け、ともしげは「奇跡ミラクルやー!」と興奮気味。芝も「僕らも今年から仕事増えて知ってもらえるようになったので勝手な話ですが、親近感も湧き、うれしかったです」とコンビと照らし合わせて喜んだ。

 ともしげが聖望学園に通っていた時には、1学年上に阪神、ロッテで活躍した鳥谷敬氏(41)が在籍していた。ともしげは「1999年に(高校が初めて)甲子園に行った時、僕は在学中だったんですよ!その時に4番エースピッチャーだったのが鳥谷選手でした」と母校の甲子園初出場時との縁を話した。「学校でバスを借りきってみんなで応援しに行ったのはよき思い出」とし、アメフト部だったことから「炎天下で防具をつけて応援しました」と懐かしんだ。

 一方、芝は今大会の母校の甲子園初出場を知ったときの状況を「コロナで自宅療養中に、仕事もできず外にも行けない状態でニュースで知ったので、気分は相当上がりました」と振り返った。その帝京五は出場決定後、新型コロナウイルスの集団感染が確認され、2回戦からの登場となった。自身の療養中に励まされた芝は心配しつつ温かく見守っている。

 母校の活躍はコンビにとっても大きな刺激だ。昨年、M―1グランプリの決勝に初進出。今年こそ頂点を狙う。ともしげは「高校球児たちに負けないように僕らも全身全霊でぶつかって優勝をしたいと思います」と意気込む。芝も「刺激をもらって自分の飛躍にもつながるよう僕も頑張ります」とやる気がみなぎっている。

 SNSなどでは両校の直接対決を望む声もあり、実現するならばベスト8以降。これには、2人とも控えめに「僕らが何か言うのも…」とし「選手たちが毎試合、悔いなく全力でベストを尽くせれば」と願っている。

 ともしげは「ゆくゆくは鳥谷敬さんのような日本を代表するスーパー選手になってほしいです」、芝は「僕の自慢が一つ増えたと勝手に喜んでいます」とそれぞれ笑顔でエールを送った。

 ◇モグライダー 2009年結成。14年に「THE MANZAI2014」認定漫才師50組に選出。21年にM―1グランプリで決勝進出。

 芝 大輔(しば・だいすけ)1983年(昭58)7月25日生まれ、愛媛県出身の39歳。ツッコミ担当。趣味はマッサージ巡り、昔のTV番組観賞。1メートル75。血液型O。

 ともしげ 1982年(昭57)5月31日生まれ、埼玉県出身の40歳。ボケ担当。趣味はイラスト、ビックリマンシール集め。1メートル75。血液型A。

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