藤井聡太王将 佐渡のファンと交流 師匠からのお年玉は?「貯金」 祝勝会シリーズ無事終了

[ 2022年3月26日 13:37 ]

<藤井新王将を囲む会>師匠の杉本八段(左)と大盤を使い第71期を振り返る藤井王将(撮影・会津 智海)
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 将棋の藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=は26日、新潟県佐渡市の佐渡島開発総合センターで開かれた「藤井新王将を囲む会」に出席。渡辺明・前王将(37)=名人、棋王=との第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負を回顧するなど、約100人の一般ファンとにこやかに交流した。 王将戦第3局写真特集

 大盤を使用した自戦解説では師匠の杉本昌隆八段(53)を聞き手に、主に第1局と第4局を分析。途中で杉本師匠から「この日の昼食は何?」と突然振られ、やや焦りの色をにじませた藤井王将だったが、冷静に正答を返してファンをうならせた。また「昼食と違い、夕食メニューは公開されてないですよね?」と尋ねられると「確かスポニチさんの対局ドキュメントに掲載されています。検索してみてください」と応じ、師匠をたじろがせる場面もあった。

 大盤解説後はファンからの素朴な質問に一問一問丁寧に応えた。「正月に師匠からもらったお年玉は何に使いましたか?」には「師匠の前では答えづらいのですが(笑い)貯金しています」とユーモラスに回答。

 イベント終了後は佐渡名物の「ぶりカツ丼」に舌鼓を打ち「初めて頂きました。ぶりはお刺身でも食べますが、カツだとまた違ったおいしさがある。お米(佐渡コシヒカリ)もおいしくて、最後までおいしく頂きました」と「おいしい」を3連投。名古屋在住の杉本師匠も「地元の味噌カツ丼と比べると、見た目は重そうですが後味はさわやか。体によさそうですね」と絶賛した。

 この日で王将戦の第5~7局の開催予定地を巡る祝勝会シリーズは無事終了。21年度最後の公務を終え「こうして毎回お招きいただき、地元の方々に温かく迎えてもらってうれしかったですし、各地の名物を頂くことができて楽しい思い出になりました」と笑顔で振り返った。

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