ほんこん 台本に書かれた4文字で知った吉本新喜劇の懐の深さ「一応、新喜劇も芝居やで」

[ 2022年1月7日 19:03 ]

お笑いタレントのほんこん
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 お笑いタレントのほんこん(58)が7日、金曜レギュラーを務めるMBSラジオ「こんちわコンちゃんお昼ですよ」(木曜正午)に出演。吉本新喜劇に出ていた当時に見た仰天台本についてのエピソードを語った。

 メインパーソナリティーを務める近藤光史アナとのトークテーマは、テレビ番組の無茶ぶりカンペ。ほんこんによると、あのダウンタウンも関西で爆発的人気を誇った「4時ですよーだ」(MBS)に出演していた当時、「ボケて」というカンペに激怒したという。ほんこん自身も若手時代、吉本新喜劇の舞台に立っていた頃、台本を見て仰天したことがあった。

 「(新喜劇の)脚本を書く作家さんがいてるじゃないですか。僕らがやっていた頃は、台本に1景、2景って書いてて、いきなり途中に“おあそび”って書いてるんですよ。後はお任せってことで、セリフも何も書いてない。一応、新喜劇も芝居やで。何がお任せやねん」

 フリートークの番組ならともかく、ストーリーが存在する新喜劇で「アドリブ合戦」とは…。ただ、これは脚本家の怠慢ではなく、新喜劇の先輩に原因があったと分析する。

 「これも(昔の)演者が悪かったと思うんですよ。(脚本家が)台本書いてるのに、先輩方がそれをやらんと好き放題やって。それやったら台本書いても一緒やから、あんたら好きにやりやって」

 それでも、芝居が破綻しなかったのは、プロのなせる業。「僕らも鍛えられるし、遊び心みたいなもんもあった。(アドリブで)追い込まれて、そこから面白いもんが出せる、みたいな」と新喜劇の懐の深さ、底力を懐かしんでいた。

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2022年1月7日のニュース