尾上松也 父・松助さんも演じた鈴之助役に「父が生きてたら出てもらいたかったですね」

[ 2022年1月7日 17:15 ]

BSテレ東ドラマ「まったり!赤胴鈴之助」の記者会見に出席した、左から、堀未央奈、尾上松也、今野浩喜
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 歌舞伎俳優の尾上松也(36)が7日、都内で主演するBSテレ東ドラマ「まったり!赤胴鈴之助」(テレビ大阪制作、きょう8日スタート、土曜深夜0時)の記者会見に出席した。

 昭和30年代に人気を誇った少年剣士漫画が原作。悪と戦う江戸時代の少年剣士・金野鈴之助の活躍を描いた冒険活劇で、今作は鈴之助が江戸時代から現代にタイムスリップした設定のオリジナルストーリー。大人になった鈴之助が現代社会で戸惑いながら生きる姿を描くコメディーだ。

 松也の父である故尾上松助さんも、子役時代にドラマで鈴之助を演じている。松也は4、5年前から今作を企画していたといい、「ウチは代々の歌舞伎家系でもなく、受け継がれているものもないので、親子で共通の演目や役柄を作りたかった。受け継いで欲しいとか言われたのではなくて、僕が勝手にそうしたかった」と思いを明かした。

 松助さんが演じたのは1957~59年で、生放送ドラマだったため映像も残っていない。松也も「写真や話で聞いた」というぐらい。それを自ら復活させ、「僕が演じることで、僕の父親がやっていたんだなということも知ってもらえる。父も親子2代で演じられたことを喜んでくれたかなと思う。父が生きてたら出てもらいたかったですね」とうれしそうに話した。ただ、今作が原作とかけ離れたコメディーであることから、「父はあきれるんじゃないですか」と笑った。

 松也は今作の主題歌「RED」でアーティストデビューも果たした。歌手としての活動について「続けられるなら続けたい。続けることで赤胴鈴之助もシリーズ化されたらうれしい」と意気込み。歌唱力には以前から定評があり、「出たいなあ、ミュージックステーション。紅白も出たいですね」と欲を見せた。

 会見には共演する元乃木坂46の堀未央奈、今野浩喜も出席した。

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2022年1月7日のニュース