森永卓郎氏 現在の日本のコロナ対策は「中途半端」「こんなんで規制厳しくするとみんな干上がっちゃう」

[ 2022年1月7日 15:39 ]

経済アナリストの森永卓郎氏
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 経済評論家の森永卓郎氏(64)が7日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜1・55)に生出演。政府が6日、新型コロナウイルスに対応する「まん延防止等重点措置」を巡り、感染が急拡大する沖縄、広島、山口3県に適用する方針を固めたことについてコメントした。

 コロナ対応の改正特別措置法に基づくまん延防止措置は、昨年9月30日の期限で全面解除して以来約3カ月ぶりで岸田政権では初。実施期間は9日から今月末までを想定している。

 フリーアナウンサーの宮根誠司から「沖縄、広島、山口は感染爆発を起こしてますけども、飲食店の方々も災害だと思うんですね。これが第5波とか第4波と同じような規制で果たしていいのか。お店の方たちはもつのか、業者の方たちはもつのか。この方々どうするのかなってまた頭痛めちゃう」と振られた森永氏は、「考え方はたぶん2つあって。1つはアメリカとかイギリスみたいに経済を優先するんだ、規制は一切かけないでっていう方向で走るっていうのが1つ」とし「もう1つの1番極端なのが中国みたいにロックダウンしちゃうっていう」と説明。

 その上で、現在の日本のコロナ対策について「どっちかだと思うんですけど、ものすごく中途半端に、飲食店とエンターテイメントだけが被害を受けるようなやり方は私よくないと思うんです」と話した。さらに「もっとひどいなと思ってるのは、去年の12月20日に補正予算が成立して事業復活支援金っていうのを給付するって決めたわけですよ。持続化給付金の時は、補正予算の成立翌日から申請が始まったんですけど、事業復活支援金はいまだにいつから給付の申請すればいいのかも明らかにしてないんです。こんなんで規制厳しくするともうみんな干上がっちゃいますよ。何をしてるんだか私全然分かんないですね」と首を傾げていた。

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2022年1月7日のニュース