坂東玉三郎　正月恒例の豪華打ち掛け披露に観客どよめき

お正月らしい華やかな打ち掛けを披露しながら口上を述べた坂東玉三郎
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　歌舞伎俳優・坂東玉三郎（71）が2日、大阪松竹座で「坂東玉三郎　初春特別舞踊公演」の初日を迎えた。

　恒例となった口上での「打ち掛け披露」では、お正月らしく「梅」をあしらった「吉田屋」夕霧の衣装など3点を代わる代わる身にまとい、エピソードを紹介。あまりの豪華さに、客席からはどよめきが起こるほどだった。

　口上での打ち掛け披露はコロナ禍で「劇場にいる間だけは少しでも現実を忘れて頂きたい」と昨年の同公演で行い、好評だったため各地公演でも同様にお披露目してきた。

　玉三郎は「これから、どのような事が降りかかってくるか分かりませんが、今日1日、一時お忘れ頂けますよう一生懸命、相務めます」などとあいさつ。大きな拍手がわき起こった。

　公演は「お年賀口上」に「藤娘」「お祭り」の2演目で23日まで。