JO1　向かい風のデビューから2年間一緒に歩んできた絆に感謝　「最強」JAMに幸せ届けたい

笑顔を見せる（左から）河野純喜、與那城奨、川尻蓮（撮影・白鳥　佳樹）
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　今年大きな飛躍が期待されるのが、男性11人組グループ「JO1」です。昨年はシングル「WANDERING」でデビューから5作連続のビルボードチャート1位を達成し、11月にはデビュー後初の有観客ライブでJAM（ファン）を魅了しました。リーダーの與那城奨（26）、ダンス番長の川尻蓮（24）、そして寅（とら）年生まれの元気印の河野純喜（23）が、今年の抱負やJAMへの思いを語ってくれました。

　2022年、JO1の勢いがより加速する。音楽活動はもちろん、3月1日からメンバー全員が初主演するドラマ「ショート・プログラム」がAmazonプライムで配信。同11日には初のドキュメンタリー映画「未完成」が公開。JAMの楽しみが多い1年となっていく。

　寅年生まれの河野は「今年は僕の年にします！みんなを引っ張っていきます！」とお調子者らしく宣言。川尻は「“JAMになったら楽しい”と思ってもらえるような1年にしたい。僕たちが責任を持って幸せにするので、たくさんの人にJAMになってもらって一緒に幸せになってほしい」と堂々と語った。

　昨年11月19～21日に、念願だったデビュー後初の有観客ライブを千葉・幕張メッセで開催。2年間で磨き上げた歌やダンスを、ようやく生でファンに披露することができた。

　與那城は「バラード曲を涙しながら聴いてくれる方もいて、やっぱりJO1になって良かったと思った」、川尻も「ライブをやるまでは“会いたい”だった。ライブをやって“また会いたい”に変化した」と振り返った。

　2020年3月4日にデビュー。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった頃だった。川尻は「僕らの活動はリリースイベントの中止から始まった」と語る。進もうとしても、何度も向かい風が吹いてくる。活動が思うようにいかなかった。

　そんな彼らを支えたのがJAMだった。河野は「メンバーの誕生日をSNSで盛大に祝ってくださったり、いろんな形でツイートしてトレンドに入れてくださったり。2年間一緒に頑張ってきた。俺らがいっぱい感謝をしたいのに、ありがとうと言ってくれる。JAMは本当に最強なんですよ」。会いたくても会えない。その思いが、JO1とJAMの絆をより強くした。

　2019年にJO1を結成するまで、正月の過ごし方は3人ともバラバラだった。「12月30日には沖縄に帰って、1月5日くらいまでのんびりしてた」（與那城）、「正月は1月1日だけ。2日から日常に戻ってダンスや仕事をしてた」（川尻）、「京セラドーム大阪でカウントダウンライブのアルバイトをしてたので、1月2日からゆっくり過ごせた」（河野）。それが今、年末年始を一緒に過ごし、同じ夢を見ている。

　今年の最初の目標は全国ツアーの開催だ。河野は「今年は“移動距離多いイヤー”にしたい。いろんな場所に行って、家にいられないような、幸せな忙しい期間になればいいな」と語る。川尻も「“オフいらないイヤー”です。仕事ができることは幸せなこと」。体はうずいている。

　結成時からの目標はグローバルに活躍すること。その姿勢は変わらない。與那城は「世界へアピールできる機会も増えてくると思うので、海外にもJAMを増やせるようにしたい」と意気込む。川尻は「まだ果実の状態のフルーツを、僕たちがジャムにしたい」。その目標に向けて走り続ける。

【2022　JO1 新年の誓い】
　◇川西　拓実（かわにし・たくみ）1999年（平11）6月23日生まれ、兵庫県出身の22歳。メンバーカラーはピンク。1メートル70、血液型B。
　「いろんな音を鳴らしたい。僕らのアーティスト活動だけでなく、もっといろんなジャンルの仕事にも挑戦していろんな姿を見せていきたいということ。個人的には全国ツアーをやることが目標」

　◇川尻　蓮（かわしり・れん）1997年（平9）3月2日生まれ、福岡県出身の24歳。メンバーカラーはブルー。1メートル73、血液型O。
　「この2年間でいろんなことをさせていただいて、いろんな方のサポートがあって活動できた。でもこれからの恩返しを考えたら、それだけじゃ足りないと思う。枠からハミ出て、いろんなことに挑戦して、いろんな形で恩返しをしていきたい」

　◇白岩　瑠姫（しろいわ・るき）1997年（平9）11月19日生まれ、東京都出身の24歳。メンバーカラーはホワイト。1メートル75、血液型O。
　「成長や挑戦を大事にしていきたい。踏ん張らなければいけない時やつらいと感じることもあるけど、それを楽しめるようになったら、少しは成長したんじゃないかと思える。“挑戦してるんだな”とみんなに感じてもらえる行動をしたい」

　◇豆原　一成（まめはら・いっせい）2002年（平14）5月30日生まれ、岡山県出身の19歳。メンバーカラーはレッド。1メートル73、血液型O。
　「僕は何でも全力でというポリシーでやってる。それは3年目の来年も変わらずにやっていきたい。何事も全力でやり切るように頑張っていきたい」

　◇大平　祥生（おおひら・しょうせい）2000年（平12）4月13日生まれ、京都府出身の21歳。メンバーカラーはイエロー。1メートル76、血液型A。
　「自分の色を濃くするというのは、自分のスキルをもっと高めるということ。歌、ダンスはもちろん、演技や声の仕事、語学も。JO1の外に出て、新しい武器をもっと強めていきたい。それをJO1に還元できたら、もっと大きくなれる」

　◇木全　翔也（きまた・しょうや）2000年（平12）4月5日生まれ、愛知県出身の21歳。メンバーカラーはライトパープル。1メートル71、血液型A。
　「もっと意識や技術などいろんなことを上げられると思う。いろんな面でのアップですね。個人的にもいろんなスキルを上げたい」

　◇鶴房　汐恩（つるぼう・しおん）2000年（平12）12月11日生まれ、滋賀県出身の21歳。メンバーカラーはグレー。1メートル78、血液型A。
　「3＋3＝8。特に意味はないです。そういうことにもなるよ、ということの例えです。僕の世界観を広げていきたい。僕はこれからも訳わかんないことを言うと思うんですけど、それを理解されるように頑張ります」

　◇與那城　奨（よなしろ・しょう）1995年（平7）10月25日生まれ、沖縄県出身の26歳。メンバーカラーはグリーン。1メートル80、血液型O。
　「2021年はやっと恩返しのスタートを切れた年だった。2022年はどんどんできることも増えていくと思うので、みなさんへの恩返しを意識して活動していきたい」

　◇佐藤　景瑚（さとう・けいご）1998年（平10）7月29日生まれ、愛知県出身の23歳。メンバーカラーはキャメル。1メートル81、血液型A。
　「よくキリンだって言われるんですよ。首が長くて、身長が一番大きいので。英語のジュラフから“ジュラ”って呼んでほしいんですけど、それがまだ世の中に浸透してない。それをもっと知ってもらいたいのと、今年はもっと首を伸ばして堂々といろんなことに挑戦していきたい」

　◇河野　純喜（こうの・じゅんき）1998年（平10）1月20日生まれ、奈良県出身の23歳。メンバーカラーはライトブルー。1メートル74、血液型O。
　「とにかく音楽をもっともっと楽しめるように、いろんなスキルを付けたい。今でも楽しいですけど、もっともっと音楽を楽しめる人間になりたい」