和田弥月 朗らかで親しみやすい語り口「信頼を築いていけるよう」研さんの日々

[ 2021年12月5日 05:30 ]

「Voicyスポニチニュース」火曜日担当の和田弥月
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 スポーツニッポン新聞社の音声ニュース「Voicyスポニチニュース」で活躍するパーソナリティー8人を、スポニチアネックスで連載企画として紹介します。4年目を迎えた同ニュース。第1回は火曜日担当の和田弥月さんです。

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 火曜日のスポニチニュースを聞くと、パーソナリティーがすぐそばにいるように感じることがある。朗らかで親しみやすいーそれは和田がいまも大切に育んでいる声だからこそ、醸し出せる雰囲気だ。

 「友人と話すような柔らかい語り口を意識するようになってから、リスナーの方から“声を聞くと温かい気持ちになれます”というお言葉をいただきました。本当にうれしかったです」

 小さい頃は寝るときに、いつも祖父と一緒にラジオを子守歌代わりに聴いていた。習い事では声楽を身につけて、中学校ではコーラス部に所属。「声による表現を探求したい」と将来の航路を定めて、大分から都内の大学に進学した。3年生からVoicy(ボイシー)経済総合ニュースのパーソナリティーを務めるようになり、今年はスポニチニュースに活躍の場を移している。

 最初はなじみのなかった競技、アスリートや著名人の下調べに苦戦することもあった。フリートークで話すこともすべていちど原稿に書き起こすなど、1回の収録に数時間を要していた。いま、流した汗は着実に身についてきている。「声色、表情、姿勢、振る舞い、言葉づかい。それらによって、聞いていただける方にも響き方がまったく違うのだということを、活動を通じて気がつきました」。スマホやAIスピーカーをはさんで、自らの声に耳を傾けてくれる人々との最良のコミュニケーションを模索する。

 来春からはテレビ局のアナウンサーになる。志しているのは、大学で学ぶ災害報道において使命を果たすことだ。「緊急時に“このアナウンサーが言うのだから逃げよう”と思ってもらえるように、平時から信頼を築いていけるよう努めたいです」。いつかあるかもしれない大事に発する一瞬のために、研さんの日々を重ねていく。

 ◇和田 弥月(わだ・みつき)1999年(平11)7月17日、大分県出身。クラシックバレエ歴12年。第39回横浜開港祭親善大使、第3期ボイシー経済総合ニュース火曜日パーソナリティーなど。

 ▽スポニチニュースを聴く方法 ボイシーのスマホアプリ、またはPCのウェブサイトにて無料で聴くことができます。https://voicy.jp/channel/617

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