橋下徹氏 ゴール提示なき宣言延長に苦言「言葉はきついけど“奴隷状態”みたい」

[ 2021年5月7日 17:55 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が7日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、政府が4都府県への緊急事態宣言を今月末まで延長する方針を固めたことについてコメントした。

 橋下氏は宣言延長に関する違和感を項目ごとに解説。政府がゴールの基準を明確にしていないことを挙げた。「国民の行動を変容させるのであれば、国民を動かすために何が必要なのかを考えたら、必要なのはゴール、目標ですよ。それがなかったら人間、誰も動かないですよ」と指摘。さらに「ゴールがないのに『やれやれ』って、ちょっと言葉はきついですけど、“奴隷状態”みたいなことをみんなが(やらされている)」と、厳しい言葉を投げかけた。

 MCのフリーアナウンサー宮根誠司(58)が、「100メートル競争なのか、3000メートル競争なのか分からない」とたとえると、橋下氏は「分からないのに、ひたすらトレーニングしろって無理じゃないですか?ゴールを示すことが人を動かすんだと」と訴えた。

 さらに橋下氏は「まず根本的に、人を動かす原理、原則のところを(学ぶべき)。『えっ?日本の政治をやっている中央の指導者の官僚たちも、そこの原点が分かってないのか?』とビックリですよ。このメッセージの出し方だったら、誰も言うことを聞かなくなりますよ」と続けた。

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2021年5月7日のニュース