「タイタニック」金ロー吹き替え版 2週連続放送!レオ様役・石田彰 あの舳先抱擁シーンに苦労

[ 2021年5月7日 06:30 ]

映画「タイタニック」の名場面(C)1997 Twentieth Century Fox Film Corporation and Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
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 1997年に公開され、世界的な大ヒットとなった米映画「タイタニック」(監督ジェームズ・キャメロン)が7、14日の2週にわたって日本テレビ「金曜ロードショー」(金曜後9・00)で放送される。今回オンエアされる吹き替え版は、2003年の金曜ロードショーのために収録された“金曜ロードショーオリジナルバージョン”。主人公の声は「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」「エヴァンゲリオン」シリーズなどで知られる声優の石田彰(53)が演じた。

 米俳優レオナルド・ディカプリオ(46)と英女優ケイト・ウィンスレット(45)が共演した映画史に残るスペクタクル超大作にして不朽のラブストーリー。豪華客船タイタニック号の船上で出会う画家志望の奔放な青年ジャックと上流階級の娘ローズの運命を描く。98年3月の第70回アカデミー賞で、作品賞など歴代最多11部門を制した。

 日本においても当時、歴代興行収入1位となる262億円を記録。現在も「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」「千と千尋の神隠し」に次ぐ3位。実写作品として、また洋画としては依然、歴代1位の座をキープしている。

 今回の“金ローオリジナル吹き替え版”の「タイタニック」はDVDや配信で見られない貴重なもの。ジャックの声は若き日の石田が担当。「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の猗窩座役、「エヴァンゲリオン」シリーズの渚カヲル役などで知られる。

 石田は「この度、金曜ロードショー視聴者リクエスト企画第4弾として『タイタニック』をお届けする運びとなりました。今回、私がレオナルド・ディカプリオ演じるジャックを吹き替えた2003年制作の放送用素材がこうして再び日の目を見ることになったのは、本作を見たいとたくさんのリクエストを寄せてくださった皆さんのおかげです。ありがとうございます」と感謝。

 「03年のアフレコ時はジャックとローズ(冬馬由美)のシーンだけをまとめて収録したので、実際に映画を見ている時よりも、濃密かつテンポの速い展開に感じました。(19歳の設定の)ジャックの声を演じるにあたり、未来への希望を担保にした自信が彼を突き動かす原動力になっていると思うので“若さゆえの勢い”という部分を意識しました」と述懐。「タイタニック」と言えばジャックとローズが舳先(へさき)で抱擁するシーンが象徴的だが「口ずさむ歌のメロディーがよく分からなくて苦労しました」と苦笑いした。

 お気に入りのシーンは「招かれたディナーの席でキャル(ローズの婚約者)やローズの母親の嫌味な口撃に負けずにジャックが堂々と言い返して、同席している人たちの賛同を勝ち取るところで、胸のすくシーンでした。あと、エンディングの大階段の時計のところにつながるワンカットにはセリフはありませんが、やはり目頭を熱くさせられます」と紹介。

 「一大ブームを引き起こした劇場公開当時から既に20年以上たちましたが、あの時を思い出しながらジャックとローズのロマンスの行方と、タイタニック号に乗り合わせた様々な人たちの運命をもう一度見守りましょう。また、本作を見たことがないという若い方には、時代を経ても色あせない定番映画の底力も同時に感じ取っていただければと思っています。ぜひ、放送を楽しみにお待ちください」と呼び掛けた。

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