瑛人 女手一つで3兄弟を育ててくれた母との思い出 小4で贈った歌「ハッピーになれよ」に大爆笑

[ 2021年5月7日 16:05 ]

瑛人
Photo By スポニチ

 シンガーソングライターの瑛人(23)が7日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。母への思いを語った。

 19年4月に個人で配信リリースした「香水」が昨年大ヒットし、年末のNHK紅白歌合戦にも初出場した瑛人。神奈川・横浜出身で3人兄弟の末っ子。両親は瑛人が小学2年の時に離婚し、以降は母が女手一つで育ててくれた。小さい頃の自身については「変な子でしたね。叱られてばかり」と他人の家を通って学校に行ったり、ペンキを投げて他人の車を汚してしまうなどして母と謝りに行っていたとした。

 母は「そんなに怒らないですね」と優しく、昼、夜と働き、朝は野球をしていた次男のために4時起きで弁当を、その後長男、瑛人の弁当も作っており「今思うと凄すぎるなと思います」。高校卒業後も「大学に行かずにバイトして。普通だったら『あんた、しっかりしなさいよ』って言われちゃうのかなと思ったら何も言わない。僕が音楽学校入る時も何も言わない。お金が借りれないから、『いい?』って言ったら『いいよ』って言って」と振り返った。音楽学校の授業料は現在、母に返済中であることも明かした。

 小さい頃の瑛人は母に言いたいことがあると歌で伝えており、小学校の頃には風呂で「ハッピーなれよ!」という歌を歌った。両親が離婚した後も父の所に遊びに行っていた瑛人は、小学4年の時、父の新しい彼女に遭遇し、「その時の僕はがっかりして。母ちゃんにチクってやろうと。でも言葉ではチクれなかったんですよ。だから歌にして『今父ちゃんは誰かといるけど、大丈夫だよ。ハッピーになれよ』って言うのが元です」と明かした。

 母は歌を聞かせた時、爆笑し「ハッピーになった」と語ったという。そして現在「23歳の瑛人と小4の瑛人をコラボさせて『ハッピーになれよ』という曲を作りました」と明かし番組で披露。また、父とも仲良くしており、「兄貴たちも会うようになり、母ちゃんも会うようになり、今では5人で家族としてご飯を食べに行ったりしています。いい感じです」と話した。

 番組の最後には母からの初めての手紙が司会の黒柳徹子(87)によって読み上げられた。「今、瑛人の曲をたくさんの人が聴いてくれていることが嬉しくて嬉しくてたまりません。でも瑛人は瑛人、私の息子で何も変わらず三兄弟の末っ子の瑛人です」、「今は目の前のことをひとつ、ひとつ。一生懸命だと思うけど純粋で思いやりのある、笑顔を絶やさない瑛人でずーっといてほしい。これからも温かい歌を私に聴かせて下さい」などといった内容に瑛人は「嬉しいです」と感激した。

 母への言葉を求められると「見てる?もうちょっと頑張って車買ってあげるよ。手紙書いてくれたから」。どんな車を買うのかと聞かれると「ミニクッパがいいってずっと言ってます」と話し、黒柳にすぐさま「ミニクーパー」と訂正され苦笑い。加えて「でももっといいのがいいかもしれないわよ。聞いた方がいいわよ買う前に」と言われていた。

 

続きを表示

2021年5月7日のニュース