13日から王将戦第6局 渡辺王将「同じこと繰り返さない」永瀬王座「結果出せばまた1局」

[ 2021年3月13日 05:30 ]

地下に眠る縄文時代の巨木に触れパワーをもらう渡辺王将(右)と永瀬王座(撮影・中村 達也)
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 渡辺明王将(36)=名人、棋王との3冠=に永瀬拓矢王座(28)が挑む第70期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社、日本将棋連盟主催)の第6局が13日、島根県大田市「さんべ荘」で始まる。両対局者は12日に現地入りし、約4000年前の埋没林「さんべ縄文の森ミュージアム」を見学した。

 渡辺が3連勝の後、永瀬が連勝。渡辺は「(連敗した)第4、第5局はいい場面をつくれなかった。同じことを繰り返さないように」と決意。永瀬は「結果を出せればまた1局教えてもらえる」と変わらぬ挑戦者魂を強調。11日に都内で名人戦B級1組順位戦に勝利し、A級初昇級を決めたことには「目指していた場所。やりがいが生まれてくると思う」と笑顔で語った。

 解説の北浜健介八段(45)は後手渡辺の雁木(がんぎ)を予想。角換わり2局、相掛かり2局、矢倉1局で迎えた第6局。「後手番の有力戦法」と語り、相居飛車のバラエティーに富んだ7番勝負との見立てだった。

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2021年3月13日のニュース