明石家さんまが語った、吉本興業に所属している理由 芸人の“独立”は「羨ましくて仕方がない」

[ 2021年3月13日 22:40 ]

明石家さんま
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 お笑いタレントの明石家さんま(65)が13日、パーソナリティーを務めるMBS「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演し、吉本興業に所属している理由を語った。

 3月末で吉本興業とのエージェント契約を終了する「極楽とんぼ」の加藤浩次(51)や昨年12月31日付で吉本興業とのマネジメント契約を終了した「オリエンタルラジオ」など、後輩が吉本興業を“卒業”していくことに、さんまは「俺たち世代、60歳は“会社を辞めるってことは干される”っていう決まりみたいなのが芸能界にあった世代。我々の脳では今の芸能界の仕組みが把握できない。我々は辞めるっていったら干されるってイコールだった」と、時代の変化を感じていた。

 「売れてきたら辞められるわって、育ててきた会社が『おいおい』って、そいつが成功すると全部辞めていってしまうっていうことになるやんか。金儲けに関しては」と自身の若手時代を思い返した。しかし、現在は「(会社が)邪魔はしない、個人の事務所でご自由にってことなんですよ」とし「だから、俺らは羨ましくて仕方がない」と“縛り”がないことを羨ましがった。

 さんまが若手の時は放送局が「辞めた人間」か「会社」を取るかという時代だった。そのためさんまは「小さな会社の場合はええけど、吉本興業なんてほかのタレントさんもいっぱいいらっしゃるし、俺が辞めることでとんでもない迷惑をお互いかけるから。俺はこうして辞めずにいるんですけど」と現在も吉本興業に所属している理由を語った。

 それでも「一度30歳の時に『辞めます』って言ったことはある」というさんま。しかし吉本興業から「看板として、すまんけど吉本に残ってくれ」と言われ「わかりました」と承諾。「今現在、吉本に所属している形になっている」と明かした。

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2021年3月13日のニュース