橋下徹氏 プラ新法案で小泉環境相に指摘「ものすごく反発を食らいそうなところはやらない」

[ 2021年3月13日 18:59 ]

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)、元衆院議員でタレントの東国原英夫(63)が13日、関西テレビ「胸いっぱいサミット!」(土曜正午)に生出演し、9日に閣議決定したプラスチック新法案について私見を述べた。

 プラスチック資源の削減、リサイクル促進を目的とした法案で、成立すれば小売店などで無料提供されているスプーンなどが有料化される。政府は来年4月の施行を目指している。小泉孝太郎環境相(39)は「自分でスプーンを持ち歩く人が増えていく」と、啓発も込めた効果を期待した。

 橋下氏は「廃プラ(スチック)の削減には賛成」としながらも、「彼の政治スタイルを見ていると、啓発目的とか国民に意識を持ってもらいたいというパターンが多い。一番しんどい、ものすごく反発を食らいそうなところはやらない」と、小泉氏の政策方針に首をかしげた。

 橋下氏は、昨年7月に有料化されたレジ袋についても「全部なくしても、廃プラの1%しか削減できない」と効果の薄さを指摘し、今回の法案にも「意識喚起はいいけど、また同じことをスプーンでやるのかな」と疑問視。「廃プラに、炭素税みたいに税をかけるなりして、反発を受けながらでも『廃プラのゴミの量を半分(にすること)を目標にします』というのなら拍手喝采」と、小泉氏に思い切りのいい政策を期待した。

 東国原も「あれ(レジ袋の有料化)の検証がされていないんですよ。どれくらい経済を落ち込ませたのか、あるいは環境にどれだけ寄与したのか、環境省も経産省も数字を出してない。効果を検証せずにまたこれでしょう?」と、一足飛びに進める政策をチクリ。「1回、レジ袋で検証しましょうよ?」と訴えた。

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2021年3月13日のニュース