フジ 朝の情報番組「めざまし8」に期待感 担当部長「『とくダネ』でも『めざまし』でもない番組を」

[ 2021年3月8日 13:15 ]

フジテレビ社屋
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 フジテレビが8日、東京・台場の同局で4月改編記者発表会を行い、3月29日からスタートする朝の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)について言及した。

 同番組は3月26日で22年の歴史に幕を下ろす、情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」(月~金曜前8・00)の後番組としてスタート。俳優の谷原章介(48)と同局の永島優美アナウンサー(29)がメインキャスターを務める。

 情報制作センター部長の渡邉貴氏は新番組について「『めざましテレビ』の拡大版というよりは、まったくの別番組」と説明。「“めざまし”というネーミングについては朝の象徴という形付けだが、目が覚める一番のニュースをテーマにしている。『めざましテレビ』の世界観、めざましっぽさは入ってくると思うが、朝4時55分からの全体として同じ世界観だけど、それぞれが別番組。『めざまし8』について谷原さんがメインキャスターをやるということで、これまで『めざましテレビ』でやったネタをやるというよりは新しいネタもやりますし、編集方針としてもまったく違うものにする。『とくダネ』でも『めざまし』でもない番組をできれば作りたい。新しい時代に沿う、新しい番組をここで生み出せれば」と話した。

 政治、経済、スポーツなど幅広いニュースを扱い、午前9時すぎからはエンタメ情報や生活情報を曜日ごとのキャスターとともに紹介する。「アマタツ~」でおなじみの気象予報士の天達武史氏(45)は新たに防災士の資格を取得し、天気情報だけでなく防災情報も伝える。

 渡邉氏は「TBSさんのような生活情報バラエティ―とはまったく違うような番組になると思います。谷原さんもニュースにかける思いは相当ありまして、今、話題になっているニュースから重大ニュースまで、いわゆるワイドショー的なスキャンダルを扱うかはそのネタ次第。何でもかんでも世の中の騒動を扱うような番組にはなりたくないと思っています。ネタ選びは谷原さんとともにしっかりとやっていきたい。また、生活情報やエンタメも取り上げてはいくが、特集という形でやっていきたい。エンタメにしても、より『めざましテレビ』では扱えなかったような、大人が納得するような情報とともにお伝えしたい。バラエティーではなく、情報番組に徹したい」とした。

 同時間帯には、トップを走るテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のほか、MC変更でリニューアルとなるNHK「あさイチ」、日本テレビ「スッキリ」。さらには、お笑いコンビ「麒麟」の川島明(42)がMCを務めるTBS「ラヴィット!」(月~金曜前8・00)もスタートし、激戦が予想される。

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2021年3月8日のニュース