「とくダネ!」終了 フジ編成部長、小倉智昭氏に感謝「新しい情報番組として切り開いていただいた」

[ 2021年3月8日 12:41 ]

キャスターの小倉智昭氏
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 フジテレビが8日、東京・台場の同局で4月改編記者発表会を行い、3月26日をもって終了する情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」(月~金曜前8・00)について言及した。

 同番組はキャスターの小倉智昭氏(73)をメインMCに据え、1999年4月にスタート。現在は同局の立本信吾アナウンサー(34)山崎夕貴名ウンサー(33)がサブMCを務めている。

 3月29日から俳優の谷原章介(48)と同局の永島優美アナウンサー(29)がメインキャスターを務める「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)がスタートする。番組では政治、経済、スポーツなど幅広いニュースを扱い、午前9時すぎからはエンタメ情報や生活情報を曜日ごとのキャスターとともに紹介する。

 斎藤翼編成部長は「22年間続けてきました『とくダネ!』。新しい情報番組として小倉さんに切り開いていただいて、支えていただきましたこと、感謝申し上げております」と感謝。「コロナ禍の中、また新しい情報番組を開発していかないといけないということを考えまして、新たに谷原章介さん、永島優美アナ、この2人に託して、今までと同じように、『とくダネ!』のように長く続けられる番組を。幸せそうな気持ち、感じが番組から伝わっていけば感じております」と期待を寄せた。

 「とくダネ!」は従来主流だったVTR主体のワイドショー方式ではなく、スタジオでボードを使ってニュースを解説する方式を導入。政治・スポーツなど扱うジャンルも幅広く、現在各局で制作されている情報番組の礎となった。16年7月には放送回数が4452回に達し「同一司会者による全国ネットのニュース情報番組」での放送回数も最多記録を更新した。

 平日午前8時は各局がしのぎを削る激戦区。開始当初は日本テレビ「ルックルックこんにちは」、TBS「はなまるマーケット」などの人気番組と熾烈(しれつ)な争いを繰り広げ、00年代には民放1位の座に輝いた。ただ、近年は苦戦。テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」、NHK「あさイチ」の“2強”を追い掛ける立場となり、日本テレビ「スッキリ」も躍進。4位となることもあった。

 現在、キャスターを努める山崎アナの動向について、斎藤編成部長は「情報番組のレギュラーはなくなる」としたうえで「バラエティー番組を中心としてますます活躍していけると期待しております」とした。

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