河崎環氏 密状態の自民党のコロナ対策会議に「治外法権みたいな感じ」

[ 2021年1月29日 10:28 ]

フジテレビ社屋
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 コラムニストの河崎環氏が29日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。19日に自民党本部で行われた党の新型コロナ対策会議が密状態だと指摘されていることなどに言及した。

 番組では、同会議に出席した議員がマスクはしているものの座席の間隔を空けずに座っている様子や、国会で「国民にリモートワークを求めているにもかかわらず自民党の部会が密」と指摘された菅義偉首相が「自民党の部会では入室の際の手の消毒、マスク着用に加え、換気の徹底、座席間隔の確保、会場を広くするなど3密を避ける工夫を行っていると承知している。こうした対策を行っているが、結果として参加人数が多くなったと聞いています」と答弁した映像を放送。また、参院予算委員会で平井卓也デジタル相が入室後、マスクを下げて話しかけたり資料を読んだりする姿や、野党議員が再三にわたって大きなヤジを飛ばすシーン、委員会後に出口に多くの議員が集中する映像も放送した。

 河崎氏は、自民党の部会について「コントみたいだなってずっとVTRを見ていた。ちょっと言葉としては違うかも知れませんが、治外法権みたいな感じですよね。本人たちが国家の意思決定を担っているんだという思いもあるんだと思うんですが、そうすると自分たちは国民に言っていることとは別の基準で行動しているのであると。なぜなら我々は非常に貴重な仕事をしているからだ、みたいなところがあるんだろうなって思います」「こうやって温度差みたいなものを見せられたりすると、我々の方でも政治家に対して不信感ではないですが、どういう実感で懲役だのなんだのいうことを口にしていたのっていう思いが出てくるのは否めないと思う」と自身の見解を述べた。

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2021年1月29日のニュース