NHK 新プロジェクト「みんなのうた60」スタート アンバサダーはV6井ノ原「肩ひじ張らずに」

[ 2021年1月29日 13:24 ]

「みんなのうた60」キービジュアル (C)NHK
Photo By 提供写真

 NHKは29日、今年放送開始60年を迎える「みんなのうた」の新プロジェクト「みんなのうた60」をスタートすると発表した。1年間にわたり、番組やイベントなどさまざまな形で「みんなのうた」の魅力を紹介する。アンバサダーは「V6」の井ノ原快彦(44)が務める。

 井ノ原はV6のメンバーとして97年「みんなのうた」でおなじみの「WAになっておどろう」をカバーし、大ヒット。17年には「みんなのうた」がきっかけで、気になるクリエイターに楽曲制作を依頼し、その楽曲が「みんなのうた」で採用され、V6として「太陽と月のこどもたち」を歌っている。

 井ノ原は今回のアンバサダー就任に「肩ひじ張らずに、みんなの心に届くような番組になったらいいなと思います」と意気込み。「事務所に入って間もないころ、仲間たちと楽屋にいたとき、僕が『北風小僧の寒太郞』を口ずさんだら、何人かが『寒太郎!』って追っかけの部分を歌ったんです。生まれた場所も育った場所も全然違うのに、みんなが知ってる歌があるというのは、本当にすごいことだと思いました」と番組の思い出を告白。

 さらに「V6としてはAGHARTAが歌った『WAになっておどろう』をカバーさせていただき、多くの方に知っていただけるきっかけになりました。実は、個人的にクリエイターの方もチェックしています。『すっぽんぽんぽん』を担当されたシンガーソングライターの岩崎愛さんがすてきだと思い、2017年に『太陽と月のこどもたち』を制作いただき、「みんなのうた」でV6として歌わせていただきました」とV6としてもかかわってきた番組との思い出にも触れ、「今、日本中、世界中が大変な状況にありますが、きっと皆さんのそばには歌があり、その歌のおかげで、楽しかったころを思い出したり、これから先がんばっていこうという気持ちになれたりするはずです。そんな歌が、60年、1500曲も生み出されたわけですから、見るだけで元気になれるような番組になったらいいなと思います」とした。

 井ノ原は2月27日に放送されるEテレ「みんなのうた60キックオフ特番(仮)」に出演。番組には、井ノ原のほか、女優で歌手の上白石萌音(23)、ピコ太郎のプロデューサーとして知られるお笑いタレントの古坂大魔王(47)、音楽プロデューサーのヒャダイン(40)、歌手の森山良子(73)も出演する。

 4月以降も、井ノ原が出演するさまざまな特別番組が放送されるという。

続きを表示

2021年1月29日のニュース