二木芳人教授 国会の密状態やヤジ、マスク下げる議員に「お立場を考えられて」

[ 2021年1月29日 09:25 ]

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

 昭和大の二木芳人客員教授(感染症学)が29日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。19日に自民党本部で行われた党の新型コロナ対策会議が密状態だと指摘されていることなどに言及した。

 番組では、同会議に出席した議員がマスクはしているものの座席の間隔を空けずに座っている様子や、国会で「国民にリモートワークを求めているにもかかわらず自民党の部会が密」と指摘された菅義偉首相が「自民党の部会では入室の際の手の消毒、マスク着用に加え、換気の徹底、座席間隔の確保、会場を広くするなど3密を避ける工夫を行っていると承知している。こうした対策を行っているが、結果として参加人数が多くなったと聞いています」と答弁した映像を放送。また、参院予算委員会で平井卓也デジタル相が入室後、マスクを下げて話しかけたり資料を読んだりする姿や、野党議員が再三にわたって大きなヤジを飛ばすシーン、委員会後に出口に多くの議員が集中する映像も放送した。

 二木氏は、平井デジタル相がマスクを下げて話すなどしている姿に「当然、マスコミにこのような形で公開されることがあるわけですから、お立場を考えられて公の場所に出られる時には意識していただくということが大事じゃないかなと思います」と指摘。野党のヤジは「議論が熱くなると大きな声が出るんでしょうけど、マスクをしていても大きな声だと結構飛沫は飛ぶでしょうね。気になりますね」と懸念を示し、議場の出口の様子には「かなり密になりますね。こうして会話を交わされながらボディータッチをされている方も結構いますね。私たち、飛行機などに乗り降りする時も順番に分散で行動しているわけですから、こういう時も後列、中列、前列に分けて少しずつ分散で退場される方がよりいいんじゃないかと思います」と提案していた。

続きを表示

2021年1月29日のニュース