山田秀雄弁護士 国会などの密状態に「問題が多すぎる」

[ 2021年1月29日 11:03 ]

フジテレビ社屋
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 第二東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長を歴任した山田秀雄弁護士が29日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。19日に自民党本部で行われた党の新型コロナ対策会議が密状態だと指摘されていることなどに言及した。

 番組では、同会議に出席した議員がマスクはしているものの座席の間隔を空けずに座っている様子や、国会で「国民にリモートワークを求めているにもかかわらず自民党の部会が密」と指摘された菅義偉首相が「自民党の部会では入室の際の手の消毒、マスク着用に加え、換気の徹底、座席間隔の確保、会場を広くするなど3密を避ける工夫を行っていると承知している。こうした対策を行っているが、結果として参加人数が多くなったと聞いています」と答弁した映像を放送。また、参院予算委員会で平井卓也デジタル相が入室後、マスクを下げて話しかけたり資料を読んだりする姿や、野党議員が再三にわたって大きなヤジを飛ばすシーン、委員会後に出口に多くの議員が集中する映像も放送した。

 山田氏は、MCの小倉智昭氏(73)に「(出席しなけばならないとする)国家法があるとはいえ、総理の施政方針演説の際にはかなり高いびきで寝ている国会議員、与野党いましたよね」と聞かれ、「国会法の縛りはあるとはいっても今この時代、議員の方たちも実際に感染している人が増えている。国の最終的な決定は国会議員がするということからすると1番感染してはいけない職業の1つではある」と指摘。

 そして「自民党の部会などを見ると、あれはやっぱり圧倒的に問題が多すぎる。銀座に行ったケースもそうですし、国がリーダーシップをとってやらなくてはいけないこの緊急事態に、その範になるべき彼らがそれをやってないということだと国民に対してメッセージを送ることに説得力がなくなってくる」と指摘した。

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2021年1月29日のニュース