劇団EXILE町田啓太、来月連ドラ初主演! 人気急上昇中の“理系役者”がハマっているものとは?

[ 2021年1月29日 05:30 ]

ドラマや映画で多彩な役柄に挑戦し人気急上昇中の町田啓太(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 劇団EXILEの町田啓太(30)が30代に入って飛躍を遂げている。昨年10~12月放送のテレビ東京ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」で同性愛の新境地に挑み、ファン層を拡大。2年前の写真集が飛ぶように売れている。ルービックキューブにハマっている理系脳俳優は「自分が最終的にどういう形の役者になるか楽しみ」と語った。

 町田が出演した「30歳まで…」は「チェリまほ」と略される人気ボーイズラブ漫画が原作のドラマ。童貞のまま30歳となった主人公に恋をし、ドキドキしている心の声が主人公に漏れ伝わるというコミカルな役で、女性ファンをキュンキュンさせた。反響は大きく、19年発売の写真集「BASIC」は放送後に約3万部増刷され、現在は5万部を突破している。

 「ドラマが終わった後も“良かった”“面白かった”とたくさん声を掛けてもらっていてうれしいです。まさに魔法にかかっているようですね。夢見心地です」

 30歳になって初のドラマで恋の相手が同性という難役。それでも「どの恋愛ドラマも一緒」と、これまで出演した作品と同じく、自身の感性で恋愛感情を表現したと明かす。

 昨年12月に配信されたNetflixドラマ「今際(いまわ)の国のアリス」ではヤンキー。連続ドラマに初主演する来月11日スタートのTBS系「西荻窪 三ツ星洋酒堂」(木曜深夜0・59)では客の悩みを受け止めるバーテンダー。まるで違う役どころを演じ分けている。

 「毎回、キャラクターを深掘りして分析して挑むようにしています。その性格を探って、式にはめ込んでいくような感じです」

 数学が好きで、実際に数式を解くのが得意だ。今月に入ってハマりだしたのはルービックキューブ。2週間ほどで簡単に6面をそろえられるようになった。優れた理系脳の持ち主で「小さい時からわりと頭を使うのが好きでしたね。何か一つ答えが出ると達成感があって楽しい」。俳優としても理系脳を使って役にアプローチしている。

 「役者としての完成形は決めていません。自分なりの感性で楽しませることができれば。最終的にどういう形になるか自分でも楽しみにしています」。形にこだわらず、目標は最高のエンターテイナーになること。計算通りにいかない未知数の演技力が魅力の理系俳優の今後が楽しみだ。

 ◆町田 啓太(まちだ・けいた)1990年(平2)7月4日生まれ、群馬県出身の30歳。2010年に「劇団EXILEオーディション」を受け、約2000人の中から合格。同12月の舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。映画「HiGH&LOW」シリーズをはじめ、NHK連続テレビ小説「花子とアン」(14年)や大河ドラマ「西郷どん」(18年)などに出演。1メートル81。血液型O。

続きを表示

この記事のフォト

2021年1月29日のニュース