若狭勝氏 安倍前首相の不起訴処分に「秘書の供述の壁っていうのがありますから…想定通り」

[ 2020年12月24日 12:50 ]

若狭勝弁護士
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 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(63)が24日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補てん問題で、東京地検特捜部が同日に、政治資金規正法違反(不記載)容疑などで告発された安倍氏を嫌疑不十分で不起訴処分としたことについてコメントした。

 特捜部は、安倍氏の関与の度合いが低いと判断した。一方、政治資金収支報告書に約3022万円を記載しなかったとして、同法違反罪で後援会代表の配川博之公設第1秘書(61)を略式起訴とし、一連の捜査を終結した。昨年11月の問題発覚以降、首相として事実関係を重ねて否定していた安倍氏は同日、国会で説明したいとの意向を大島理森衆院議長に伝えた。関係者によると、安倍氏は24日夕に都内で記者会見する方向で調整に入った。

 若狭氏は、MCの恵俊彰(55)から「これ(不起訴処分)は想定通りでしょうか」と聞かれ「そうですね。少なくとも秘書の人が“安倍さんには一切報告していない”ということで、自分の独断で収支報告書に記載しなかったと言っている以上、秘書の供述の壁っていうのがありますから、安倍さんを起訴するのは難しい。したがって不起訴にするっていうのは想定通りだということにはなろうかと思います」と自身の見解を述べた。

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2020年12月24日のニュース