田崎史郎氏 不起訴処分の安倍前首相の対応「国会での説明一本に絞る考え方もありますけど」

[ 2020年12月24日 12:06 ]

TBS社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が24日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補てん問題で、東京地検特捜部が同日に、政治資金規正法違反(不記載)容疑などで告発された安倍氏を嫌疑不十分で不起訴処分としたことについて言及した。

 特捜部は、安倍氏の関与の度合いが低いと判断した。一方、政治資金収支報告書に約3022万円を記載しなかったとして、同法違反罪で後援会代表の配川博之公設第1秘書(61)を略式起訴とし、一連の捜査を終結した。昨年11月の問題発覚以降、首相として事実関係を重ねて否定していた安倍氏は同日、国会で説明したいとの意向を大島理森衆院議長に伝えた。

 関係者によると、安倍氏は24日夕に都内で記者会見する方向で調整に入ったが、田崎氏は「国会での説明一本に絞る考え方もありますけど、きょう不起訴になったわけで、それを受けてきょう何もしゃべらないわけにいかないという感じもあるんですね。流動的なんですけど、きょう(記者会見を)検討していて、あす間違いなく議院運営委員会で質疑が行われるということです」とし、「もともと記者会見して国会に出て説明する予定だった。特捜部の不起訴という決定がなければ、そっちの方に入っていけない。東京地検特捜部の処分を待っていたという状況だった」と説明した。

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2020年12月24日のニュース