こじるり 8回目キャスターで花園卒業「最終回まで全力」、27日開幕高校ラグビー

[ 2020年12月24日 05:00 ]

高校ラグビー番組MCも8年目を迎え、パスもお手の物?の小島瑠璃子(撮影・成瀬 徹)
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 第100回の記念大会を迎える高校ラグビーは27日に開幕する。2013年から試合開催日の深夜、MBSテレビ「高校ラグビーハイライト」でキャスターを務めてきたタレント・小島瑠璃子(27)が8年目の今回をもって、番組を卒業。ラストイヤーにかける思いをスポニチ本紙に語り「開催できるか心配でした。すごく楽しみにしてます」と期待を寄せた。

 ラグビーのルールを全く知らなかった小島が、元日本代表・大畑大介氏(45)に質問攻め。「現場でいろいろ教えていただき、高校ラグビーがどんどん楽しくなりました。花園でのラグビーの見方を女性タレントで一番知ってるのは私だと自負があります」と小島。大畑氏も「何が分からないかを素直に聞いてくれた。こちらもラグビーを知らない人に、どう伝えればいいか、勉強になりました」と逆に感謝した。

 今年限りで番組から退こうと決めたのは5年前。「100回の区切りの大会で」とスタッフに伝えた。「そこまで全力」と毎年、正月を花園で迎えた。大会前には各校を巡り取材。高校生たちのラグビーへの思い、保護者たちの子どもたちへの思いを、肌で感じた。試合が終わる度に「試合を1分でも長く、花園に1日でも長くという思いが強く伝わってきた。胸を打たれ、何度も泣かされました」と振り返った。ただ、高校を卒業したばかりの19歳から始めたキャスターの仕事も「年々、差が開いて、保護者の目線になってしまった。もっと若い娘の方がいいのでは」と、引き際を決めた。

 最後の大会前には尾道(広島)、関西学院(兵庫)など4校を巡った。最初に訪れた尾道は「ダンスやボイストレーニングを取り入れ、練習の種類が豊富でした。指導者の方が頭ごなしにやらせるのでは選手が付いてこない。ラグビーには考える力が必要だと改めて感じた」と泥臭い練習が多かった時代からの変化も感じていた。

 新型コロナ禍で外出を控え、自宅にいることが多くなった。ジムへも通わず体重は6キロ増。集めているデニムも30本中25本がはけなくなった。熱愛報道もされたが「変化が大きかった年でした。ネットニュースでたたかれたけど、ウソばっかり。全くの捏造(ねつぞう)記事が多かった」と回顧。「明るい年ではなかったけど、来年はいい年になるような気がします」と21年に期待する。今回で高校ラグビーを卒業するが「来年も京都旅行を兼ねて1日は花園に来るかも。花園で高校生たちと過ごすのが私の正月の形でしたから」。高校生ラガーには「春、夏と発散できなかった思いを花園にぶつけてくれると思って、すごく楽しみにしてます。1月9日まで、全力で頑張ります」と力を込めた。

 ◆小島瑠璃子(こじま・るりこ)1993年(平5)12月23日、千葉県生まれの27歳。09年、「第34回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞。バラエティー、スポーツ番組、選挙のキャスターなど、幅広い分野で活躍するマルチタレント。

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