小室哲哉氏、1年1カ月ぶり公の場に登場「勇気出して来ました」18日にはレッドカーペット歩く

[ 2020年9月13日 05:30 ]

映画「朝が来る」公開前トークイベントに出席した小室哲哉氏
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 2018年1月に引退宣言した音楽プロデューサーの小室哲哉氏(61)が、映画「朝が来る」(監督河瀬直美、10月23日公開)のトークイベントに出席した。

 公の場に姿を見せるのは、昨年8月に福島県で行われた教育関連行事に出席して以来、1年1カ月ぶり。同作を応援している友人でカメラマンのレスリー・キー氏(49)に招かれて参加を決めた。長く伸びたヘアスタイルで登場。山本耀司氏(76)デザインの上下黒の衣装を着た姿は多少ふっくらと見えた。

 冒頭で「無謀にも引退宣言してしまったんですけど、音楽家として呼んでいただいて、おこがましいかと思ったんですけど勇気出して来ました」と照れ笑いを浮かべた。

 18年1月19日、一部で報じられた不倫疑惑を受けた会見で電撃的に引退を表明。90年代に多数のアーティストをプロデュースし「小室ファミリー」でチャートベスト10をほぼ独占するなど、一世を風靡(ふうび)したヒットメーカーが「この音楽業界に僕の才能が必要なのか」と話す姿は日本中に衝撃を与えた。

 ただ、最近は6月にTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」に出演。秋元康氏(62)のオファーで乃木坂46の新曲「Route 246」(7月24日配信リリース)の作曲、編曲を手掛けるなど少しずつ動きを見せていた。

 さらにこの日はイベント後、視聴権購入者を対象に配信ライブを実施し、久々に音楽家としての顔も披露。今月18日には奈良県で行われる「なら国際映画祭」でレッドカーペットを歩くことを明かし「奈良行きます。歩かせてもらいます。楽しみ」と笑顔を見せた。

 ≪映画「朝が来る」を絶賛「2回見た」≫イベントで小室氏は「2回見た」という今作の魅力を熱弁した。特別養子縁組の制度で男児を迎え入れた夫婦の前に、突如生みの母を名乗る女性が「子供を返してほしい」と申し出る物語。音楽の世界と対比し「次どうなるんだろ、というエンターテインメント性が凄くある。音楽もそうなんですけどイントロから大事なところに持っていく伏線であるとか、そこまで絶対引っ張っていくぞという決意を感じた」と絶賛した。

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2020年9月13日のニュース