“シングルマザーのはしり”だった内海桂子さん…19歳で男児を出産

[ 2020年8月28日 06:00 ]

内海桂子さん死去

1983年、浅草演芸場さよなら公演で好江さん(左)とコンビで漫才する内海桂子さん
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 女流漫才コンビ「桂子・好江」で人気を博し、現役最年長芸人として活躍した内海桂子師匠は、当時極めて珍しかったシングルマザーのはしりでもあった。

 最初の子供は、16歳で初めて漫才の舞台に立った際の、初めての相方となった高砂屋とし松さんが父。コンビは人気が高く、地方巡業を繰り返すうち、19歳だった41年に男児を出産した。元々、とし松さんは妻とコンビを組んでおり、桂子師匠はその妻が身重になってたことによる“代打”。妻と大もめし、コンビは解消された。

 2人目は、次の相方となった林家染芳さんとの間にもうけた。染芳さんの妻が病死し、結婚を前提に46年に女児を出産。しかし染芳さんは次第に働かなくなり、麻雀やばくち、ヒロポン(覚醒剤)に手を出し破局。桂子師匠はキャバレーの女中をするなど、女手一つで子供を育てる決意をした。染芳さんとは長女出産後、婚姻届を提出したが、不受理のため未婚扱いという。

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