志らく 内海桂子さんは「最後の最後まで世の中を斬った、芸人の大先輩」師匠・談志さんも「大好きだった」

[ 2020年8月28日 09:32 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(57)が28日、TBS「グッとラック!」(月~金前8・00)に出演。女流漫才コンビ「桂子・好江」で人気を博し、現役最年長芸人として活躍し、22日に多臓器不全のため亡くなった漫才協会名誉会長の内海桂子さん(享年97)を悼んだ。

 80年以上、浅草で現役の芸人として演芸に生きた内海桂子師匠。浅草から世に出た後輩たちをはじめ誰からも慕われた。11年に亡くなった落語家の立川談志さんを「誰のマネもせず、自分の了見だけで生き抜く困難に立ち向かった」とかわいがった。71年に談志さんが参院選に当選した際は選挙事務所を訪れ、熱烈なキス。談志さんも敬意を表し、一門は桂子師匠と同じ劇場・東洋館を拠点にした。

 談志さんの弟子である、志らくは「長生きも芸のうちだってよく言いますけど、近頃は早く亡くなることによって伝説になるという美学があったりするんだけど、長生きも芸のうちってことを最後の最後まで実証してくれた。最後の最後まで、ツイッターなんかでも世の中を斬った、芸人の大先輩」と称賛した。

 「私の師匠も大好きだった」と談志さんとの交流にも触れ「写真は政治で当選した時に、桂子師匠が駆け付けて談志にキスをして、照れくさい顔をしているところ」と、スポニチ本紙に掲載された、桂子師匠が談志さんの頬にキスする写真について説明。「談志が死んだときも、談志さんは誰の真似もせず、おのれのスタイルで生き抜くという、一番困難なことをやってくれたと、ツイッターでつぶやいてましたね」と懐かしんだ。

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