藤井2冠 師匠からプレゼントの和服「身の引き締まる思い」

[ 2020年8月22日 05:30 ]

史上最年少2冠獲得から一夜明け、記者会見する藤井2冠(日本将棋連盟提供)
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 第61期王位戦7番勝負第4局に勝利し、無傷の4連勝でシリーズを制した藤井聡太2冠(18)が一夜明けた21日、対局があった福岡市で会見した。

 【藤井2冠に聞く】
 ――王位獲得の実感は?
 「奨励会員のころ、控室に伺って勉強させていただいたこともあった。そういった棋戦でタイトルを獲得できたのは感慨深い」

 ――第4局の封じ手は積極的だった。
 「(飛車を切るのも逃げるのも)どちらも難しいのかなという気がしたが、飛車がどの程度働くか見通しの立ちづらいところがあった。その後、飛車を取り返す形にもなりやすいので、そういった順で勝負できるのかなと思った」

 ――家族や師匠に報告?
 「結果は知っていると思うので改めてという感じではなかったが、喜んでもらえたのかな」

 ――対局で着た和服は師匠からの贈り物だ。
 「今回初めて着たんですが、鮮やかな色で自分自身、身の引き締まる思い。その中で勝利できたのは非常によかった」

 ――和服での対局は?
 「長い持ち時間では棋聖戦と王位戦が初めて。快適に不自由なくできた」

 ――自分へのご褒美は?
 「王位、棋聖を獲得できたのがこの上ない結果。自分でというのはあまり考えていません」

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