三浦瑠麗氏 新型コロナは「人間性が出てしまう」「同じ過ち、差別を繰り返すんだな」

[ 2020年7月7日 14:22 ]

映画「タッチ・ミー・ノット ~ローラと秘密のカウンセリング~」公開記念トークイベントに登壇した三浦瑠麗氏
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(39)が7日、東京・渋谷の映画館「シアター・イメージフォーラム」にて行われた映画「タッチ・ミー・ノット ~ローラと秘密のカウンセリング~」公開記念トークイベントに、ドラァグクイーンで美術家のヴィヴィアン佐藤氏(年齢非公表)とともに登壇した。

 ルーマニア出身の新人監督で、本作が長編デビュー作となったアディナ・ピンティリエ氏が監督を務め、障害やジェンダーレスなど、マイノリティーと呼ばれる人々の性生活を赤裸々に描き、第68回ベルリン国際映画祭の金熊賞(最高賞)と最優秀新人賞をダブル受賞した同作。三浦氏は「この作品を見ていると、俳優も見ている私たちも引きずり込まれて、自分自身もカウンセリングを受けさせられているような感じで、それが全然嫌じゃない。女性として、異性との接触だけじゃなくて、人間が人間とぶつかり合うときの距離感を、最近はポリコレ(ポリティカルコレクトネス)、政治的に正しいことを言わなければダメになった分、かえって距離を取り始めていることを、この監督が批評されているのかな」と感想を述べた。

 内容に絡めて、新型コロナの騒動にも話が及び、「コロナって人間性が出てしまうというか、私たちの社会が時間が経っても過去と同じ過ちとか差別を繰り返すんだなというのがよく分かった。これだけ科学が発達しても政治家が肉体的な感覚で判断を下したり、その国の長い間に持っている風土が出てきてしまう」と指摘。自身がレギュラー出演するフジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)でも、いわゆる“夜の街”由来の感染者の拡大がフィーチャーされたことを引き合いに「仮に感染者が多かったとしても、誰か、1つの犠牲となる羊を見つけて、黒い羊で、その人に全部押し付けてしまえば綺麗な結論が出るみたいな、そういうものを感じる」と私見。さらに「今回のコロナの反応は基本的に恐れだし、差別とかそういうものが出てくる。それって、この映画で示そうとしている支配・被支配関係のない冒険、強制性のないゲームとして人間性を楽しむ試みと相反することを今、世の中でコロナでやっちゃっているなと思う。またそういう犠牲者を作るんだろうなと思っている」と続けた。

 同作は当初、6月6日から同館で公開予定だったが、新型コロナの感染拡大の影響により、劇場での公開が延期に。同日より「仮設の映画館」にてオンラインで先行公開を行い、4日にようやく同館で劇場公開された。劇場は新型コロナウイルス感染予防対策として隣の席を1つずつ空け、座席数を減らして販売。観客はマスク着用で、飛沫防止の観点から最前列も空けた状態で、予防対策を徹底した状態でイベントは開催された。

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2020年7月7日のニュース