藤井七段、順位戦B級2組で開幕2連勝 敗れた橋本八段、過密日程気遣い感想戦省略

[ 2020年7月7日 05:30 ]

順位戦B級2組・2回戦

代表取材に応じる藤井聡太七段(左)橋本崇載八段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太七段(17)は6日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた順位戦B級2組2回戦で橋本崇載八段(37)に快勝し、開幕2連勝。

 これぞ大勝だ。深夜に及ぶ激闘が売りの順位戦で、終了時刻は午後7時50分。「持久戦になると困る。低い陣形がある程度成功しました」と85手の勝利を小声で振り返る藤井に対し、A級在籍経験もある橋本は「こっちがトボトボ歩いている間に一瞬で抜かれた。将棋のスピードが違い過ぎる」と、潔く大差を認めた。

 局後の橋本は過密日程の渦中にいる藤井を気遣い、感想戦の省略を提案。棋聖戦5番勝負第3局(対渡辺明棋聖)を3日後の9日に控える藤井は先輩の厚意により、午後8時台には将棋会館を後にするという珍しいシーンもあった。

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