“喜劇王”志村けんさんの姿に列島大爆笑!フジ緊急生特番4000万人超が見た

[ 2020年4月3日 05:30 ]

志村けんさん
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 1日にフジテレビで放送されたタレント志村けんさん(享年70)をしのぶ「志村けんさん追悼特別番組 46年間笑いをありがとう」が全国各地で高視聴率を記録したことが2日、分かった。静岡県では30%超を記録。全国が悲しみに暮れながらも、コント映像に大笑いしながら“喜劇王”を送り出した。

 志村さんのコントは色あせることなく日本人を笑顔にした。追悼特番は1日午後7時から2時間放送され、関東地区では平均視聴率21・9%を記録(ビデオリサーチ調べ)。人気番組でも20%を記録することが珍しくなった時代に、志村さんがいかに愛されていたかを示す形となった。

 番組ではドリフのコントをはじめ「バカ殿」や「変なおじさん」「ひとみばあさん」といったキャラものなど21本のコント映像を放送。「ザ・ドリフターズ」の加藤茶(77)、仲本工事(78)、高木ブー(87)に加え、何度もコントで共演した研ナオコ(66)、いしのようこ(52)も出演し、志村さんとの思い出を語った。

 関西地区で平均23・2%、名古屋地区でも25・9%と、全国各地で20%超を記録。志村さんが活躍したドリフは東京が拠点だったが、関西でも広く受け入れられていた。

 特に静岡地区では31・4%。志村さんは静岡にゆかりはないが、ロケで何度も訪れていた地。収録後にふらりと居酒屋に入ることもあり、店員とも気さくに話して気前よくサインをして帰った。8月にはコント中心の公演「志村けん笑 2020」が初めて静岡で開かれる予定だった。

 今週からデータの公表が開始された全国の視聴者数を示す「到達人数」は、4072万6000人(ビデオリサーチ調べ、推計)。番組を1分以上視聴した人数を表すもので、単純計算で日本全国で3人に1人が番組を見たことになる。

 かつて雑誌のインタビューで「俺は笑われるのが好き。トークとかで人を笑わせるのじゃなくて」と語っていた志村さん。その言葉通り、多くの人に笑われながら旅立った。

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2020年4月3日のニュース