渋谷のライブハウス「LOFT HEAVEN」出演者が弁明「軽率な判断であったとは考えてない」

[ 2020年4月3日 14:03 ]

 出演アーティストが新型コロナウイルスに感染したことを公表した東京・渋谷のライブハウス「LOFT HEAVEN」でのライブイベント「大衆キャバレー・ニューヤナギヤ」(3月20日午後6時開演)に出演していたアーティストの一人、加ゝ宮もも花(加賀宮桃花)が2日、自身のツイッターを更新。出演者として状況を説明した。

 加ゝ宮は先月29日の夜にマネジャーからイベント出演者から感染者が出たとの報告を受けたといい、「大きなショックを受けた」という。ただ、公表しなかったのは会場、主催者、公的な機関からの発表があるまでは「混乱を招く言動は控えよう、ということで合意」していたためだと明かした。

 さらに「咳も熱もなく通常通り生活できていますが、自覚症状がないだけで保菌者かもしれない可能性が高いため、この話を聞いて以降は一層慎重に行動しています」と自身の状態について説明。「自分が知る限り、イベント翌日以降、長時間接触した方の中に、今のところウイルス陽性の方はいらっしゃらないようです」とした。

 「顕著な症状が出ない限りは検査を受けることは難しいため、今後もコロナウイルスの潜伏期間といわれる2週間(3日まで)は外出を制限し、様子を見ながら、主に自宅にて過ごします。症状が現れた場合は、病院および保健所等に申告の上、然るべき措置をとる次第です」と報告した。

 その後、この投稿に対するコメントへの返信でも状況について説明。「あの場で仕事していた当事者として自分には責任があります 確かに、この危機的状況に際して 世界全体がヒステリックになっている印象を受けますが、理性と良心を失わず 美しい魂を保持しつづける方も多くいらっしゃるので世界は捨てたものではないと感じます」「自分の関わった仕事が このような形で世間様を お騒がせしていることに際し、静観は貫けません 自分は自分のやるべきことを果たしたく コメントを掲載しました」などと記した。

 さらに「出演が軽率だった」との厳しい指摘には「自分は日頃より 一度お受けしたお仕事は責任もって全うすることを徹底しています 物理的事情を除き放棄致しません 今回も主催様と会場様の決行のご判断を尊重し確たる信念に基づき出演しました 出演が軽率な判断であったとは考えておりません」と反論した。

続きを表示

2020年4月3日のニュース