「なつぞら」なつと結婚の坂場役・中川大志 コンサカラーでJ1札幌戦セレモニー「あり得ない状況に緊張」

[ 2019年8月10日 16:15 ]

札幌ドームでマッチボールセレモニーを行った中川大志(C)NHK
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 NHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)でヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)と結婚した若手演出家・坂場一久を演じる俳優の中川大志(21)が10日、札幌ドームを訪れ、J1「札幌―浦和」戦の試合前にマッチボールセレモニーを行った。

 選手と審判が全員ピッチに上がった後、中川が試合球を持って登場し、主審にボールを手渡すというセレモニー。中川がJリーグのマッチボールセレモニーを行うのは初。小学生の時はサッカー少年で、2014年11月のブログには子供の頃の将来の夢について「サッカー選手になってW杯に出ることでした」。今も海外サッカーをよく見るという。

 この日の浦和戦は、元日本代表・小野伸二(39)が5年間在籍した札幌からJ2琉球への移籍前最後の試合。また、午前中には札幌でキャプテンを務めた河合竜二(41)の引退試合も。中川が主審に試合球を手渡すと、今季最多3万5000人超のサポーターから大きな歓声が送られた。

 セレモニーを終えた中川は「暗転した会場にサポーターの灯す赤いライトが浮かび上がり、本当に幻想的な光景でした。その中を、選手の後に付いてピッチに立ち、ボールを主審に渡すなんて。本当にありえない状況に、すごく緊張しましたし、このような機会を頂けたことに感謝しました」と会場の熱気に紅潮しながら「今日はチームの勝利を少しでも後押ししたいという気持ちで、赤と黒、コンサドーレカラーを意識した服装にしました。この後もサポーターの皆さんとともに全力で応援したいと思います。満員のスタンドからの大歓声を頂き、北海道の皆さんの愛をたくさん感じました」と笑みを浮かべた。

 「なつぞら」は節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡し、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。 

 この日放送の第114話は1967年(昭42)春、なつ&坂場、夕見子(福地桃子)&雪次郎(山田裕貴)の結婚式が描かれた。

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