「なつぞら」今度は「鳩子の海」の藤田三保子が登場「長く、短い」45年 歴代朝ドラヒロイン大台10人目

[ 2019年8月10日 08:15 ]

連続テレビ小説「なつぞら」第114話に出演し、45年ぶりに朝ドラに復帰した藤田三保子(右は関根勤)(C)NHK
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 1974年4月から1年間のNHK連続テレビ小説第14作「鳩子の海」のヒロインを務めた女優の藤田三保子(66)が10日放送の朝ドラ100作目「なつぞら」(月~土曜前8・00)第114話に出演。主人公・奥原なつ(広瀬すず)と結婚した若手演出家・坂場一久(中川大志)の母親役として登場した。節目の100作目とあり、「なつぞら」には歴代朝ドラヒロインが次々に起用されて話題を呼んでいるが、今回ついに大台10人目となった。

 放送前に出演が発表された松嶋菜々子(45)は96年前期第54作「ひまわり」、小林綾子(46)は83~84年第31作「おしん」、山口智子(54)は88年後期第41作「純ちゃんの応援歌」、比嘉愛未(33)は07年前期第76作「どんど晴れ」、貫地谷しほり(33)は07年後期第77作「ちりとてちん」のヒロイン。4月2日に放送された「なつぞら」第2話に61年の朝ドラ第1作「娘と私」のヒロイン・北林早苗(75)、4月5日に放送された第5話に96年後期第55作「ふたりっ子」のヒロイン・岩崎ひろみ(42)、7月5日に放送された第83話に81年後期第28作「本日も晴天なり」のヒロイン・原日出子(59)、8月8日に放送された第112話に08年後期第79作「だんだん」のヒロイン・三倉茉奈(33)が登場。今回の藤田で、朝ドラヒロイン経験者が10人集結した。

 「なつぞら」は女優の広瀬すず(21)がヒロインを務め、大河ドラマ「風林火山」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が03年後期「てるてる家族」に続く朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 藤田の朝ドラ出演は「鳩子の海」以来、実に45年ぶり。広島原爆のショックで記憶を失い、美しい瀬戸内の港町に紛れ込んだ戦災孤児の少女・鳩子が出生の証しを求め、明るく生きる姿を描いた。

 今回、藤田が演じたのは“イッキュウさん”こと坂場の母・サト。師範学校出の元教師で、坂場が生まれた時には専業主婦。夫は考古学の研究をしている大学教授・一直で、朝ドラ初出演のタレント・関根勤(65)が演じた。藤田と関根は、なつとの会食シーンに登場した。

 関根とは初対面だったが、藤田は「すぐに話し掛けてきてくださり(レギュラー出演した)『Gメン’75』で共演させていただいた丹波哲郎氏の話になりました。関根さんが丹波さんに会った時の話を、丹波さんのモノマネを交えながら愉快に話してくださり、楽しかったと同時に、初めてお会いした緊張感を、ほぐしてくださっているのだと感じ入りました」と感謝。

 坂場には兄2人、姉1人がいるが「待ち時間に兄姉役の若い俳優さんたちに『今、何をやっているの?』と聞いたら、プロフィールを聞き出す年長の面接官みたいになって、坂場家の皆で笑い合いました」という楽しい現場だった。

 45年ぶりの朝ドラ出演。「スタジオの位置は変わっていませんでしたが、化粧室や衣装部屋の位置が変わっていましたし、スタッフももちろん『鳩子の海』のスタッフは1人もいらっしゃらず、スタジオ前は以前よりごちゃごちゃ手狭になったように感じ、家庭的な感じがしました。 40年のあまりに長い、そして『短さ』を感じました」と感慨深げに振り返っている。

 歴代朝ドラヒロインの続々出演について、制作統括の磯智明チーフプロデューサーは「これはもう、ここまで続いた99作へのリスペクトです。素晴らしい作品を作ってきた先輩たちに対する尊敬の念と同時に、100作目まで続いたのは視聴者の皆さんがいらっしゃったからこそ。視聴者の皆さんへのカーテンコール(演劇などで終演後に出演者らがステージ上に現れ、あいさつ。観客の拍手や声援に応えること)という思いもあります」と説明。

 「『あの作品の時は、こういう生活をしていた』というように、“朝ドラ”は視聴者の皆さんの思い出とつながっている部分もあると思います。歴代ヒロインの方々を今、ご覧になれば新鮮に映るところもあるだろうし、今回の100作目を機に“朝ドラ”をより好きになっていただくきっかけとなればと思います」と期待している。今後も歴代朝ドラヒロインの出演があるのか、注目される。

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