「なつぞら」朝ドラ初出演の関根勤 藤田三保子と夫婦役に喜び!広瀬すず「四万十川の上流を泳ぐ鮎のよう」

[ 2019年8月10日 08:15 ]

連続テレビ小説「なつぞら」第114話に出演し、朝ドラに初出演した関根勤(C)NHK
Photo By 提供写真

 タレントの関根勤(65)が10日放送のNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)第114話で朝ドラに初出演した。

 女優の広瀬すず(21)がヒロインを務める節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 関根が演じたのは、主人公と結婚した若手演出家・坂場一久(中川大志)の父・一直。考古学の研究をしている大学教授で、考古学の話を始めると止まらない。なつの過去にこだわることなく、息子の妻として自然に受け入れた。なつとの会食シーンに登場。「考古学というのはね」を連発し、関根は「なつさんに本当に考古学者を理解してもらうように熱く語りました」と役作りの一端を明かした。

 坂場の母・サトは1974年4月から1年間のNHK連続テレビ小説第14作「鳩子の海」のヒロインを務めた女優の藤田三保子(66)が演じた。夫婦役に、関根は「藤田さんは『鳩子の海』以来ファンだったので、夫婦の役ができて、とても感動しました」と喜び。広瀬、中川との共演については「広瀬さんは美しさの中に爽やかさがあり、まるで四万十川の上流を泳ぐ鮎のようでした。中川さんは男らしく、また躍動感にあふれていて、まるで草原を駆け抜けていくサラブレットのようでした」と例えた。

 制作統括の磯智明チーフプロデューサーは「イッキュウさん(一久)の父・一直は考古学者ということで、イッキュウさんに負けず劣らず、興味・関心のある物事について語り始めると、周囲が見えなくなるくらい熱くなる性格だと想像しました。またイッキュウさんの理屈っぽい性格も、この方の息子であるならばと思えるような、熱弁する姿が微笑ましく、楽しく見える方がいいと思いました。そうしてアイデアを巡らせた結果、思い浮かんだのが関根勤さんでした。バラエティー番組などで映画や格闘技について熱く語る姿が、とても印象的な関根さんであれば、一直の熱さもユーモアを交えて、楽しく演じていただけると思い、この役をお願いしました」と起用理由を説明した。

続きを表示

この記事のフォト

2019年8月10日のニュース