ジャニーさん タレント全員と会えた奇跡の3週間、引き継がれた「らしさ」と「精神」

[ 2019年7月15日 09:00 ]

ジャニー喜多川さん
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 【緊急連載 どうなるジャニーズ(6)】偉大なカリスマを失ったジャニーズ事務所は今後どうなるのか。デビュー組だけで約90人という大所帯のタレントはまとまっていけるのか。ジャニーさんが倒れてから息を引き取るまでの3週間に、その行方をうかがわせるヒントがあった。

 ジャニーさんが救急搬送されたのは先月18日。スポニチ本紙の取材ではかなり危険な状態で「数日持つか」という診断だった。すぐに所属タレントに病状が知らされ、病院からの説明を受ける場には、家族とともに滝沢秀明氏(37)が同席した。

 集中治療室(ICU)で救命措置を受けたジャニーさんが一般病棟に移ることができると、所属タレントが見舞いに訪れる準備が進められた。事務所幹部と滝沢氏が中心になって段取りをつけ、売れっ子ぞろいの所属タレントも一致団結。スケジュールなどを調整し、わずか数日の間に、デビュー組全員とジャニーズJr.のほぼ全員が見舞いに駆け付けることができた。

 ジャニーさんも「不屈の精神」をタレントたちに示した。何度も危険な状態に陥ったが、励ましに応えて持ち直した。医療関係者は「人工呼吸器や投薬によって、呼吸や心拍を維持できるのは通常2週間前後。投薬が思った以上に効果を発揮する人もいるが、3週間も維持できたのは年齢的なことを考えると奇跡に近い」と語る。気管切開手術などを受ければ、さらに延命することも可能だったとみられるが「家族が、本人を苦しませてまで延命させることはないと判断したのでしょう」(同関係者)という。

 しばらく落ち着いた状態が続いたが、今月9日午後に突然心拍が低下。危篤状態になり、最期は眠るように亡くなった。その場には近藤真彦(54)と滝沢氏がいた。

 日本の芸能界で独自のスタイルを構築し、時代や流行に流されない確固たるブランドをつくり上げたジャニーさん。どんな時も変わらない「ジャニーズらしさ」とそれを支えた「不屈の精神」はこの3週間、それぞれが抱えた不安や悲しみを絆の深さへと変えた「子供たち」に確かに引き継がれた。=終わり=

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