田口、小嶺両被告初公判 小嶺被告主張に感じた危うさ

[ 2019年7月15日 09:45 ]

小嶺麗奈被告
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 【覆面座談会】芸能界に衝撃が走りました。ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が9日にくも膜下出血のため、87歳で他界。日本の芸能史を支えてきたジャニーさんの訃報に日本中に悲しみが広がりました。闇営業問題など驚きのニュースも発生。いつもの覆面メンバーが裏側に迫りまくります。

 ワイドデスク 大麻取締法違反の罪に問われた田口淳之介、小嶺麗奈両被告の初公判は著名人では異例の“アベック法廷”だった。

 週刊誌記者 さらに驚いたのが2人の交際継続宣言。“法廷ラブストーリー”だね。

 リポーター ドラマでもあんな熱い法廷シーン、ないですよ!

 スポニチ本紙デスク 現場の記者からは田口被告について、証言台に立つ恋人を見つめる表情から「頑張って」という心の声が聞こえそうだったと報告があった。

 ワイドデスク 完全に2人の世界だったね。

 週刊誌記者 だけど現実はきれいごとだけじゃ済まされない。男女の薬物使用は再犯率が高いのが定説。更生しきれるのかと危惧する声もあるよ。

 本紙デスク 傍聴した報道陣からは、小嶺被告の主張に危うさを感じたという声が多く上がったそうだ。

 リポーター どういうところが?

 本紙デスク 大麻を使用した理由を「交際後、ファンの嫌がらせやマスコミの取材にストレスを感じ、病気になった」と話したところだね。

 ワイドデスク パニック障害や耳の病気、うつ病…。病気と闘ったのは分かったが「だからって大麻を使う?」と疑問を感じた人が多かったみたいだね。

 週刊誌記者 小嶺被告は若い頃から素行の悪さがささやかれていたし、薬物疑惑でもマークされていた。

 ワイドデスク 田口被告が、自身の落ち度はもちろん、恋人が大麻に手を出した責任にまで言及したのとは違い、小嶺被告の“法廷プロポーズ”は聞く者の同情心に訴える筋書きを“演じている”感じもあった。

 週刊誌記者 ドラマ性という意味では、麻薬取締法違反罪に問われたピエール瀧の裁判は対照的だったね。

 本紙デスク 担当弁護士が初公判前、取材に「法廷でパフォーマンスはしない」と言った通りの展開だった。電気グルーヴの相方、石野卓球が情状出廷することもなかったし、裁判官の感情に訴えるようなことはなく、淡々と進めていた。

 リポーター ドラマ的だったのは判決後の裁判長の説諭。小野裕信裁判長が電気グルーヴの前身バンド名でもある「人生」という言葉を用いて、5分にわたって瀧を諭したね。

 ワイドデスク 説諭が5分とは異例の長さ。瀧の胸に響いて更生の一助になるといいな。

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