藤井聡太七段 JT杯に史上最年少で出場決定「一つの憧れの舞台」賞金ランク12位で

[ 2019年4月19日 16:09 ]

藤井聡太七段
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 将棋の日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)19年度大会の出場棋士12人が19日に発表され、藤井聡太七段(16)の初出場が決まった。

 同棋戦は今年40回目を迎える伝統の早指しトーナメント戦。前年覇者、2月22日時点でのタイトル保持者に加え、2018年賞金ランキング上位者が出場資格を持つ。藤井は2月に発表された同ランキング上位10位までには入っていなかったが12位(金額は未公表)に食い込んでおり、JT杯史上最年少での出場が決まった。

 この日はトーナメント表も発表され、藤井は8月11日に福岡国際センター(福岡市)で行われる1回戦で三浦弘行九段(45)と対戦。勝てば2回戦(9月21日=香川県・サンメッセ香川)で豊島将之2冠(28)と対決する。

 東京都渋谷区の将棋会館で行われた発表会に前年覇者として出席した渡辺明王将・棋王(34)は藤井と準決勝で対戦する可能性があり「その場合は先輩の意地を見せるべく頑張りたい」と話した。

 他の出場者は広瀬章人竜王、佐藤天彦名人、高見泰地叡王、斎藤慎太郎王座、久保利明九段、羽生善治九段、菅井竜也七段、深浦康市九段。6月22日の菅井―久保戦で開幕し、決勝は11月17日に千葉県の幕張メッセで行われる。

 ▼藤井聡太七段の話 (並行開催の)テーブルマークこども大会には奨励会に入る前に毎年参加し、公式戦の対局も見ていたので、将棋日本シリーズは一つの憧れの舞台でした。そのような棋士の対局が生で見ることができる貴重な棋戦に、自分が出場者として出られることは非常にうれしく思います。どの方も第一線で活躍されている人たちで、とても楽しみにしています。とても大きな会場で、たくさんの方に見ていただける棋戦なので、しっかりいい将棋を指せるようにしたいです。

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