藤井七段、5連勝で締めた 王将戦1次予選は2回戦から

[ 2018年12月29日 05:30 ]

大阪市内の関西将棋会館で行われている棋王戦ブロック別予選。村田顕弘六段を破った藤井聡太七段
Photo By スポニチ

 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が28日、大阪市内で指された棋王戦予選の初戦で村田顕弘六段(32)に84手で勝利し、2018年を5連勝で締めた。

 終局後、四段から七段まで駆け足で昇段した一年を総括。朝日杯オープン戦、新人王戦という2棋戦を制したことは「大きな収穫だった」としながらも「自分の至らない部分も認識させられた」と反省。来年は「そういった部分を克服していける一年になれば」と更なる成長を誓った。悲願のタイトル挑戦、獲得についても「一歩一歩、近づけるように頑張りたい」と決意を語った。

 この日、第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選組み合わせが発表された。第68期は杉本昌隆七段(50)との初の師弟戦などに勝利したが、1次予選準々決勝で敗退。「まだ1次予選も突破できていないので、まずは2次予選を目指したい」と力を込めた。

 1月に開幕する1次予選は第68期挑戦者決定リーグ戦出場者やタイトル保持者らを除く棋士148人が7つの組に分かれてトーナメント戦を戦い、各組の勝者が2次予選に進出。藤井は4組で2回戦から登場し、南芳一・九段(55)―池永天志四段(25)の勝者との初戦に臨む。第69期は、中華料理チェーン「大阪王将」を展開するイートアンドが特別協賛する。

続きを表示

2018年12月29日のニュース