関西大学野球リーグ

【関西六大学野球のキーマン】龍谷大・向井 神宮キップで“スパルタ”の父に恩返し

[ 2021年3月31日 17:04 ]

龍谷大・向井地大

 4番で主将という重責に負けることなく、両親に恩返しするシーズンが始まる。今春から本格的に二塁手へ復帰した龍谷大・向井地は、無失策&10打点を目標に掲げ、14年春を最後に遠ざかる「神宮」を見据えた。

 「センターラインが安定すれば、チームの結果につながる。打撃では勝負どころでの一打にかけたい」

 野球を始めた時から父・義弘さんにスパルタ教育を課された。素振りは毎日1000スイング。中学時代は試合で結果が出ないと帰りの車を途中で降ろされ自宅まで30分、走って帰ったこともあった。厳しすぎるようにも映るが「まだ練習が足りないんじゃないかと不安な気持ちを持ってできるのは、あのときのおかげ」と感謝する。

 だから、新型コロナウイルスの影響で昨年11月7日から今年2月3日まで約3カ月、全体練習が停止した時も行動が早かった。同僚10人を誘い京都府城陽市内のグラウンドを借りて自主練習。終わるとすぐに新規入会した自宅近くのジムでトレーニングに励んだ。二塁守備の感覚を呼び戻すため、股割りなど捕球体勢の基礎を徹底。オフの日を一日もつくらず、ストイックに取り組んだ。

 母・恵さんが作る、外はカリカリ、中はふわふわのお好み焼きが大好物。3カ月間の帰省中も「おふくろの味」がパワーの源になった。

 リーグ最多28度の優勝を誇る龍谷大が、近年は優勝争いを演じることもできないシーズンが目立つ。復活へと導くことが、何よりの親孝行になる。

 ◆向井 地大(むかい・ちひろ)2000年(平12)1月18日生まれ、京都府長岡京市出身の21歳。長岡第三小1年から京都ビクトリーズで野球を始める。4年から中3まで大阪東淀川ボーイズでプレー。近江では2年夏からレギュラーで同年夏に甲子園出場。龍谷大では1年秋からリーグ戦に出場し通算39試合で打率・246、2本塁打、13打点。1メートル76、75キロ。右投げ右打ち。

 ●龍谷大予想オーダー●
(6)中 村(4=市尼崎)
(7)高 倉(4=東山)
(8)西 尾(2=神戸国際大付)
(4)向井地(4=近江)
(5)内 倉(2=履正社)
(9)北 川(3=東邦)
(3)角 井(3=生駒)
(2)石 田(4=智弁学園)
DH永 田(4=日本文理)
 P柳 橋(4=金沢西)

 ▼龍谷大・本郷宏樹監督 昨年11月から3カ月活動できなかったのは言い訳にできない。投手陣はエース柳橋に加え2年生の藤田、中沢、伊藤が台頭し総合的に安定した力がある。捕手の石田も鉄砲肩で守りの野球になる。

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