関西大学野球リーグ

【関西六大学野球春季リーグ4月3日開幕】“ストップ・ザ・大商大” 3連覇中の王者狙い京産大らが軸に

[ 2021年4月23日 23:51 ]

 関西六大学野球連盟の春季リーグ戦は3日に大阪市の南港中央野球場で開幕する。2試合総当たりの勝率制で実施された昨秋は大商大が選手層の厚さを見せ3連覇を果たした。従来の勝ち点制に戻る今春も大商大が優勝への最短距離に位置し、ライバル校はストップ・ザ・大商大を目指す。意地と意地がぶつかる戦いが幕を開ける。 (取材・北野 将市)

 3連覇中の大商大が今春も優勝候補の筆頭。投手陣は昨秋最優秀投手に輝いた伊原とリーグ戦通算9勝の花村の左腕2人が安定。2年生右腕の上田も好素材で層の厚さでは他大学の追随を許さない。野手も昨秋MVPの福元を中心に切れ目ない打線が組める。大阪桐蔭で主将を務めた1年生の藪井にも注目が集まる。

 追うのは京産大。野手陣は昨秋に打率リーグ10傑入りした久木崎、山本貴、川岸が残り、大商大に引けを取らない。151キロ右腕の北山がフル回転できれば、逆転の可能性も十分にある。

 龍谷大は投手陣の台頭が鍵を握る。エース右腕の柳橋に加え、藤田、伊藤、中沢ら2年生に伸び盛りの選手が多い。向井地、履正社で19年夏の甲子園大会優勝を経験した内倉らが打線を引っ張る。

 大経大は三浦、宮原ら打線の軸はしっかりしているだけに、大黒柱の内林が抜けた投手陣の整備がポイント。継投でうまくつなぎたいが左腕不足がどう出るか。

 大院大もタフネス右腕・打田が抜けた穴をいかに埋めるかが焦点。攻撃陣は連続安打の連盟記録を持つ三藤、敦賀気比時代の19年夏の甲子園大会でサイクル安打を達成した杉田らタレントが豊富。

 神院大は道才、山田、森岡が3本柱を形成する。他校に比べ弱いとされる攻撃陣は冬場にサイズアップに力を注いできただけに、変身すれば面白い。

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