関西大学野球リーグ

【関西学生野球のキーマン】京大・脇 (柳田+坂本+岡本和)÷3が“勝利の方程式”

[ 2021年3月30日 17:06 ]

京大・脇悠大
Photo By スポニチ

 (柳田+坂本+岡本和)÷3が、頂点への公式だ。19年秋にチーム最多のシーズン8打点を記録した京大・脇は視線をそらすことなく言い切った。

 「京大だから実力で負けて当たり前、という潜在意識をなくしたい。今の京大で優勝する。主将としても“諦めちゃダメ”と言い続けている」

 勝ち点2を挙げ4位と躍進した19年秋も主力だった。“勝つ喜び”を知っているからこそ、目指す場所は高い。課題だった三振の多さを克服するべく、秋季リーグ終了後から打撃フォームの再構築に着手した。

 参考にしたのは同じ左打者のソフトバンク・柳田。「目を引く豪快さではなく、体重移動が理にかなっている」。逆方向への安打を増やすために右打者の巨人・坂本の映像も研究。バットの芯で捉えないとまともに飛ばない、穴の開いた黄色いプラスチックボールを18.44メートルの約半分の距離の9メートル先から投げてもらい、体に染み込ませた。巨人・岡本和が実践していた練習だった。超一流のいいとこ取りで“最適解”を導き出した。

 大学では農学部森林科学科に在籍。昨年末には富山県の施設で、バットの樹種による反発や破壊耐性の違いの研究を手伝った。「芯から少しだけずれたところに、もう一つ飛びそうなところが見つかった」と勉学さえも野球に生かす。

 「プロに注目されているような選手を打ち負かしてこそ、京大がリーグ戦で戦っている意義がある」

 昨秋、完封負けを喫した関学大・黒原らライバルの猛者たちを打ち崩し、100点満点の解答を披露する。

 ◆脇 悠大(わき・ゆうだい)2000年(平12)1月21日生まれ、滋賀県大津市出身の21歳。立命館小3年から京都ルーキーズで野球を始め、滋賀大付属中では軟式野球部に所属。膳所では1年秋からレギュラーも甲子園出場なし。京大では1年秋からリーグ戦に出場し通算36試合で打率.252、0本塁打、15打点。1メートル74、67キロ。右投げ左打ち。

 ●京大予想オーダー● 
(8)愛 沢(3=宇都宮)
(2)北 口(4=北野)
(5) 脇 (4=膳所)
(9)鈴 木(4=北野)
(7)野 田(4=山口)
(3)岩 城(4=嵯峨野)
(4)片 岡(3=神戸)
(1)池 田(4=膳所)
(6)藤 井(4=半田)

 ▼京大・青木孝守監督 4位になった19年秋と遜色なく、3位以内、優勝を口にしていい戦力。かみ合えば当時より強い。池田が昨季までエースだった原の穴を埋めてくれそう。野手も主力が多く残っており楽しみ。

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