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関西大学野球リーグ

【関西学生野球のキーマン】関大・坂之下内野手 守備から勝利のリズムを

[ 2020年9月2日 05:35 ]

<関西学生野球>関大・坂之下晴人
Photo By スポニチ

 小柄な体からは闘志があふれる。頂点を目指すため、坂之下は持ち味の守備からチームにも、己にもリズムを生むことを宣言した。

 「日本一を目指してやっている。いい打率を残したいが、まずは守備。ゼロ失策が目標」

 打席では極端にバットを短く持つ。拳一つ分プラス指1本分。自分の役割を追求した結果、このスタイルに行き着いた。「野手の頭を越えなくても、間を抜けば長打になる」。昨春リーグ戦前、阪急で活躍したOBの山口高志アドバイザリースタッフの助言で打法を変えた。秋のリーグ戦から定位置をつかむと、下位打線で存在感を発揮。「極端に言えば1試合3犠打でも満足」。つなぐ意識を前面に出しチームに貢献してきた。

 昨秋の明治神宮大会準決勝・東海大戦。タイブレークとなった延長10回に左翼線に決勝二塁打を放ち、優勝した1972年以来、47年ぶりの決勝に導いた。慶大に敗れ準優勝だったが、頂点までの明確な距離感がつかめた瞬間だった。

 「考え方や練習への取り組み方。一人一人が高い意識を持てば、ものすごい力になる」

 大阪桐蔭3年時の17年選抜大会でともに優勝を経験した同期の早大・徳山壮磨投手と慶大・福井章吾捕手がそろって東京六大学野球春季リーグでベストナインを獲得した。「今でも仲が良くて、連絡は取り合っています」というだけに、大きな刺激材料にもなった。趣味のゴルフでもドライバー、パターは短く持つ。職人肌の男はスタイルを徹底し、頂点を狙う。

 ◆坂之下 晴人(さかのした・はると)2000年(平12)2月28日生まれ、大阪府大阪市出身の20歳。港晴小1年からソフトボールを始める。中学時代は大正シニアでプレー。大阪桐蔭では2年秋からベンチ入りし3年春の選抜大会優勝。関大では1年春からリーグ戦に出場。1メートル71、86キロ。右投げ右打ち。

 ●関大予想オーダー● 
(8)安 藤(3=西条)
(5)久保田有(3=福岡大大濠)
(3)上 神(2=佐久長聖)
(6)野 口(3=鳴門渦潮)
(2)久保田拓(3=津田学園)
(7)小 河(2=大社)
(4)坂之下(3=大阪桐蔭)
(9)吉 川(4=土佐)
(1)高 野(4=出雲商)

 ▼関大・早瀬万豊監督 監督になった時から目標は「全国制覇」で、変わることはない。練習が不足していたり、どこの大学も難しいリーグ戦。ウチも投手陣の体力面に不安が残るので、継投も考えざるを得ない。

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